あなたは、読み手の行動力をあげる「限定性」について知っていますか?
「知らない」と言う方は、ぜひコピーライティングに限定性を取り入れてみてください。なぜなら、取り入れるだけで行動してくれる可能性が上がります。
- 限定性とは
- なぜ限定性を使うべきなのか?
- 限定性の種類
- 限定性を用いる時のメリット
- 限定性に無くてはならない「理由付け」
ここでは、上記の限定性について網羅しわかりやすくお伝えしていきます。
ユーザーが「なかなか商品を買ってくれない」「申し込んでくれない」と悩んでいるあなたはぜひ最後まで目を通してみてください。この中に答えが見つかるはずです。
限定性とは
限定性とは、数量や期間などを限定することです。希少性とも言われます。
一言で言えば「早いもの勝ちですよ」というメッセージを消費者に訴えかけることです。また、「この商品・サービスは人気があり、すぐになくなってしまいます」と印象づけることもできます。
お菓子やドリンクでは「期間限定」、テレビショッピングでは「先着30名様限定」というようにこの限定性は、あなたの周りでも良く使われている手法です。
セールスコピーには欠かせない限定性
限定性は、セールスコピーに欠かせません。「限定性のない広告は広告ではない」という言葉があります。この言葉の通り、セールスコピーには必ず限定性を取り入れてください。
限定性を入れるべき理由が2つあります。一つずつお伝えします。
なぜ限定性を使うべきなのか?
人は、いつでも手に入る商品・サービスには魅力を感じません。「いつでも買えるから今度にしよう」と購入を悩み先延ばしする可能性が非常に高くなります。このように限定性のない商品・サービスは結局忘れられてしまい、購入されません。
限定性を使うことで、商品・サービスにプラスアルファーの価値をつけることができるのです。あなたも一度は「期間限定」「数量限定」のモノは買ったことがある経験がありますよね。人は、数に限りがあるモノ、数が少ないモノに魅力を感じ、欲しがります。
つまり、あなたが売る商品・サービスに付加価値を付けるためにも限定性を使うべきです。
限定性により行動力が上がる
限定性を使うことで「今買わないと次は買えないかもしれない」という心理が働きます。言ってしまえば、人は手に入れるチャンスを逃すことに怖さを感じるのです。
限りがあるレアなものは売り切れると二度と購入することができません。人は、そうなった時に「後悔したくない」という恐怖心から逃れるために商品・サービスを購入します。
つまり、限定性を使うことで購入の先延ばしを防ぐことができ、すぐ行動してもらえるのです。
限定性の種類
限定性と一言で言っても、いくつか種類があります。それぞれ、お伝えします。以下を参考にし、あなたが売る商品・サービスに使える限定性を活用してみてください。
1.数
数量を限定することです。比較的、どの商品・サービスにもつけることができるので、様々なモノに活用されています。
商品・サービスによって適正な数があるため一概には言えませんが、そのモノに見合った数を限定するのが良いでしょう。
例)
- 数量限定
- 先着30個限定 など
2.新規客
新規客の限定性は、テレビショッピングなどでよく使われています。「新しいお客さんを増やしたい」「より多くの方に自社の商品・サービスを知ってほしい」といった新規客をターゲットにしている商品・サービスに有効です。
新規客を獲得することにより、リピートにも期待できます。
例)
- 初めてのご購入のお客様に限り30%オフ
- 初めてのお客様に限り、2個セットで1個と同じ値段
3.人数
人数の限定性も様々な商品・サービスに活用されています。セミナーの場合だと、開催する場所によって人数に限りがありますよね。その際にも、この限定性を使うことができます。
例)
- 先着50名さま限定
- 10様以上のご利用でシャンパン1本プレゼント
4.期間
ある一定の期間を限定したものです。
日常でよく目にするのは、お菓子やアイスと行った食料品などがあります。キャンペーンを打ち出す際にも期間を限定することで、購買意欲を掻き立たせることが可能になります。
例)
- 夏季限定
- 1日から14日までの期間限定キャンペーン
5.時間
4.期間と若干似ていますが、より期間を短く限定する際に活用されます。こちらはテレビショッピングや飲食店などでも使われています。
飲食店では、お客さんの入りが少ない時間帯を限定し呼び込んでいるお店が多々あります。
例)
- 今から30分以内のご購入で付属品も付きます
- 本日より48時間以内のご登録でプレゼント
- 17時〜19時限定でビール一杯190円
6.年齢
年齢を限定したものです。最近では、携帯会社も取り入れています。
「10代のお客さん」「30代以上のお客さん」など、ある年齢層のお客さんを増やしたい方には、ぜひ取り入れてほしい限定性です。
例)
- 20才以下(学生)限定
- 25才以上限定で毎週プレゼント
7.性別
男性・女性どちらかに売り込みたい時に活用できます。相席居酒屋などで使われています。
たとえば、「脱毛と言えば女性」というイメージがありますよね。しかし、最近では脱毛する男性の方も増えてきています。ただ、脱毛に抵抗がある男性も少なくありません。その際に、限定することで売り込むことができます。
例)
- 男性の方限定で初回980円
- 女性限定、タダで飲み放題、食べ放題
8.曜日
たとえば、売上が伸びない曜日を限定しお客さんを呼び込むという活用法もあります。「ある特定の曜日だけ売上が上がらない」「平日の伸びがもう少しほしい」と言う方は、ぜひ活用してみてください。
例)
- 月曜日限定でポイント3倍
- 平日限定、ドリンクバー無料
9.予約
予約制を取っている商品・サービス、先行予約をする時にも使えます。
身近な例でいうと、CDの予約です。CDの売上は、違法ダウンロードや音楽配信サービスの増加により年々下がっています。予約限定のパッケージや特典(握手会やライブ後のバックヤードにご招待など)を付けるレコード会社が多くなっています。
例)
- 予約した方に限り、もう一つプレゼント
- 4名さま以上の予約で、スペシャルサービス
10.指定
ある条件を指定することで、限定性を使えます。ただし、見合った条件をつけてください。
たとえば、スーパーで「2万円以上購入した方に限り」と言う条件をつけた場合、スーパーで2万円以上の買い物をする人は滅多にいません。これでは、限定する意味がありませんよね。ですので、見合った条件を指定してください。
例)
- 誕生日の方に限り、ケーキサービス
- 月に3回のご来店の方に限り当店オリジナルのエコバック
限定性を用いる時のメリット
先述にもありますが、限定性を用いることで次の効果が期待できます。
- 商品・サービスに付加価値をつけられる
- 行動してくれる可能性が上がる
コピーライティングはもちろん、商品・サービスを売る場合にもこの限定性は必要不可欠なのです。
ある会社が行った調査では、約75%の方が「限定」がついた商品・サービスを買ったことがあると答えています。また、限定性の商品・サービスを買った理由は? という答えは以下の通りです。
1位:限定という言葉に魅了された。
2位:特別感があるから。
3位:試したく(購入したく)なった。
この結果のように、限定性には、あなたが思っている以上の買い手を惹きつける力があるのです。
限定性に無くてはならない「理由付け」
限定性を活用する際に無くてはならないモノがあります。それが「理由付け」です。
ただ単に「こちらの商品に限り50%オフ」と書かれていても、「なぜこれだけ半額なの?」「もしかして、不良品なのかな」と不信感を抱くことがあります。
しかし、「こちらは、ミスで多く発注してしまった商品です。少しでも廃棄にしないためにこちらの商品に限り50%オフで販売しています。」と理由付けをすることで買い手の不信感を取り除くことができ、より限定性の効果を発揮します。
他には、パン屋さんの例を以下に出してみましょう。
A:「こちらは1日限定30個の食パンです」
B:「こちらの食パンに使っている小麦粉は全体の3%しか取れない最高級品の小麦粉を使っています。なので、1日に仕入れられる量が限られています。本当はたくさんの方に食べてもらいたいですが、このような理由から1日30個限定となっています。」
AとBでは、買い手の感じ方が全然違いますよね。
このように限定性を使う際には、「なぜ限定なのか?」という理由付けをすることで信憑性が増します。信憑性が増すことで買い手はスグに行動してくれます。つまり、限定性と理由付けは離すことの出来ない存在です。
まとめ
限定性(希少性)について、お伝えしました。
あなたの売る商品・サービスにも限定性を使うことは出来ないか? を確認してください。使うことができれば、使った方がより訴求できますし、買い手がより早く行動してくれます。限定性を使うときには、使いすぎと理由付けを忘れないようにしてくださいね。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。
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