ランディングページとは何?役割や構成テンプレート、 LPでの反応・成約率を上げる方法までを網羅

ランディングページ(LP)をご存知でしょうか?ランディングページとはお客さまから得たい反応(登録・購入・問い合わせ・資料請求)などのオファーをWeb上に1ページで簡潔させたページのことをいいます。

そもそもランディングページをどう活用すれば良いのか?反応を上げるには?などと悩む方も多いです。そんな方のために、ランディングページとは何?という基本的なことから反応率を上げる方法までを網羅しお伝えします。

1、そもそもランディングページとは何?

ランディングページ(Landing Page)のことをWeb用語ではLPと呼びます。冒頭でお伝えしたのですが、1枚のWebページに得たい反応(オファー)を簡潔にまとめたページのことです。

ただ、そうはいってもわからないですよね。分かりやすく説明すると、あなたの商品やサービスを紹介し、お客さまの情報をもらうためのWebページのことです。

「メールアドレスの登録」「無料お試しセット」「資料請求」「問い合わせ」「無料サンプル請求」など業種・業態により得たい反応は変わってきますが読み手に何かしらの行動を促しているWebページになります。

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上記の図のように商品販売をランディングページで行う企業もいます。

インターネットなどで情報ビジネスを行っている人はメールアドレスを登録してもらうページをランディングページだという人もいます。

もちろんメールアドレスを登録してもらうページもランディングページなのですが、ネットメインではなくリアルメインで商品販売している企業ではランディングページで無料サンプルやお試しセットなどを提供しています。

必ずしもメールアドレスを登録してもらうのではなく、相手の情報をもらうためのWebページがランディングページということが正解です。

1-1、ランディングページ(LP)の特徴・目的とは?

ここではランディングページの特徴と目的についてお伝えします。これを知ることでもう少し深く理解できますので、是非覚えてください。

縦長の1枚ページである

何度かお伝えしているのですが、大きな特徴として縦長の1枚ページであるということが上げられます。これは1枚のページで得たい反応を簡潔にまとめているので縦に長くなってしまうのです。

Webページではパソコン・スマホでしか見ません。ということはマウスやトラックパッド、スマホの画面を下にスライドさせるので、ページが切り替わるよりは1枚のページにまとめた方が読み手にも有り難いということ。

そもそも人間の目は左右に動かすよりも上下に動かす方が自然であり目が疲れることはありません。

ゴールは基本1つ

最終的に読み手にとって欲しいゴールは基本1つだけです。

縦長の1枚ページで、読み手にとってほしい1つの行動(ゴール)だけをご案内する形です。そのゴールは、資料請求かもしれませんし、購入、サンプル請求、メールアドレス登録かもしれません。業態により変わるとは思いますが、縦長の1枚ページでご案内する出口(ゴール)は複数ではなく基本1つです。

読み手に迷わせることなく、1つのゴールに誘導していくというのも大きな特徴になります。

ホームページとは役割が違う

ランディングページの目的は得たい反応(申込み・購入・問い合わせ・資料請求・登録)を得ることに尽きます。

ホームページでは商品説明や会社概要、スタッフ紹介など、、様々なことをお伝えしています。それぞれのメニューがページ上にあり、クリックすると違うページに飛びます。ホームページとランディングページでの役割は違いますので注意してください。

1-2、ランディングページとはこれ!見本

言葉で説明するだけでは正直いってよく意味がわからない、、という方もいると思いますので、こういうWebページがランディングページです。という風にいくつかページをご紹介します。

紹介はしますが、反応が取れている良いランディングページなのかは分かりません。ランディングページとは?という疑問に分かりやすく答えるという意味で紹介しております。(どんなものが反応が取れるのかは後ほどお伝えしていきます。)

健康サプリ ランディングページ:
https://www.yazuya.com/cam.cgi?cid=9999&did=258

家庭用蓄電システム ランディングページ:
http://www.4r-energy.com/products/product1/lp.html

僕のメルマガへの登録ページ:
http://oyamayuya.com/scw-lp/

上記のランディングページをご覧いただくと分かると思うのですが、読み手に対し、購入や問い合せなどを促しています。このような1枚のWebページに得たい反応(オファー)を簡潔にまとめたものをランディングページといいます。

様々な業種のランディングページを集めてくれているサイトもご紹介します。その名もランディングページ集めました。とそのままのネーミングでのサイトです(笑

どんなランディングページか?ということやどのように書いているのか?や全体の流れなど勉強になりますので見てみてください。

ランディングページ集めました:
http://lp-web.com/

1-3、基本的なランディングページ(LP)活用の流れ

ランディングページの活用方法を知るために基本的なランディングページの流れもお伝えします。ほとんどの企業がこの流れでランディングページを活用しています。

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広告(バナー、テキスト)をクリックするとランディングページに飛びます。

ランディングページで得たい反応(購入・申し込み・問い合わせ・資料請求など)へのオファーをし最終的な成約に繋げていくということです。ランディングページはこの流れで使用されることが多いです。

2、ランディングページ(LP)で成約率を高める方法

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成約(得たい反応)などのコンバージョン率を高める手法をLPO(Landing PageOptimization=ランディングページ最適化)といいます。
ここではランディングページでのLPO(最適化)についてお伝えします。

2-1、テスト、テスト、テスト、、、

まず、最初からランディングページで高い反応や成約を取れるというマインドを捨ててください。

基本的なセオリーとして、ランディングページは一度作って終わりではなく、反応を見ながら修正を行っていきます。つまり、テストの繰り返しが必要だということです、1枚ではなく2枚のランディングページを作成しABテスト(それぞれ競いあわせる)を行います。それで最終的に反応・成約率を上げていきます。

テスト、テスト、テスト、、、の繰り返しマインドを覚えておいてください。

2-2、ランディングページ(LP)構成テンプレート

「そもそもランディングページにどんなことを書けば良いのかわからない、、」そう頭を抱える方もいると思います。そのような方のために、どんなことを書けば良いのか?構成テンプレートをお伝えします。この流れにそって書けば、間違ったランディングページを書くことはなくなりますので、参考にしてください。

ただし、これが完璧な構成かというとそうではありません。業種やランディングページの出し先などにより順番やパーツは変わってきます。一つの参考例として認識してください。

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一つ一つのパーツについて説明していきます。

●誰に?(ターゲット)

このランディングページはどういう人に読んで欲しいのか?誰に向けてのページなのかということを先に伝えます。ターゲットが明確になり絞れているほど読み手は反応してくれるのです。

あなたという言葉も強いですが、それよりも〇〇でお困り・悩んでいるあなたへと言われたほうが私のことだと印象付けられます。注意点としてあまり目立たせないこと。あくまで次のパーツであるキャッチコピーの補助になります。

例)

    • ブログ・Facebookをやっても集客できない、、そう頭を悩ますセミナー講師の方へ
    • 魅力的な女性の裸体をみても勃起しない男性へ
    • セールスコピーライターを目指す決意をした賢明なあなたへ

キャッチコピー

キャッチコピーはページを開いて最初に目にする部分です。そのこともありセールスコピー業界ではとても重要な要素として捉えられています。キャッチコピーを変えただけで16倍の反応が変わったなんてこともあります。

まずはキャッチコピーで読み手の注意・関心を引くことが大切です。

例)

    • 医者がハゲを治す方法を発見!
    • あなたは漢字でこんな間違いをしていませんか?
    • アラフォー(40歳)女性でも若く見える方法

共感・理解

ターゲットが抱えている深い悩みを「」を用い話し言葉で共感してあげます。そうそうこの人分かってくれているね!人間は自分のことを理解してくれる人を好きになります。思わずため息をつきながら出てしまう心の声を文章にしてください。(決意表明やなにくそ!っと思ってでてしまうものでもいいです。)

例)

    • 「なぜ?こんなにブログを書いているのに誰も反応してくれないのだろう?」
    • 「もう40歳だ、、このまま平凡な人生で終わるのだろうか…」
    • 「絶対諦めたくない!俺はここから人生を謳歌するんだ!!」

得られるメリット羅列(ブレット)

ページを読んでいる人は結局、、私はどう変わるの?何が得られるのか?ということを気にしています。

例えばメールアドレスを登録すると、どんなことを学ぶことができるのか?(具体的な内容)を知りたいのです。ですので、得られるメリット一覧があると登録後の自分を具体的にイメージしやすいので登録率アップにつながります。

例)

・最も賢い競争相手をあなたの市場から追い出すための簡単な方法
たとえその相手のマーケティングが素晴らしく。巨額の予算を持っている大企業だったとしてもです。

・広告費をかけず電子書籍の秘密を使い最大限の力を発揮する術
正直、、、普通に電子出版しても効果ほぼありません。ある秘密を使うことでAmazon側から仲間にいれてくれるのです。

・なぜ?広告運用会社を信用してはならないのか?
広告会社があなたのお金を盗むとても汚いトリックとは、、、あなたのお金を守る方法

実績・証拠

これまでの実績や証拠を羅列します。実績や証拠の見せ方は様々あるのですが、数字で見せられると信用してくれます。

例)

    • 売り上げがたった2ヶ月で◯円→◯円になった!
    • 私は◯日で◯円たった1人で稼ぎました。
      (ここに銀行通帳などの画像とかあればなお良い)
    • このメルマガはすでに◯名の方に読んでもらい好評を得ています。

実績や証拠は画像を使いグラフなどで用いるのも効果的です。
(必ずしも文字でということはありません)

お客さまの声

お客さまの声も証拠になります。とても強い証拠ですので、ピックアップしお伝えします。

人は第三者からの評価があると信頼が確実にアップします。たくさんの人がこの商品・サービスに満足しています!という風に書いてあれば、、、「他の人も満足していれば、間違いない」と思ってしまうのです。ですので、お客さまの声は信頼獲得としてどんどん記載してください。

もし無い場合は既存のお客様やリピーターの方にお願いしてみてみてください。すんなり提供してくれます。

お客様の声は実名や会社名、顔写真などできるだけ多くの情報公開をしてもらえると、より信憑性が高まります。

オファー

オファーとは取引内容のことです。商品やサービスを提供するのであれば、ここに詳細を明記していきます。どんな商品やサービス内容なのか?ということをできるだけ読み手がイメージできるよう書いていきます。

僕のメルマガ講座でのランディングページではどんな内容のメールが届くのか?というサンプルメールを入れています。登録すると、こんな内容のメールがあなたに届きますよ。と伝えているのです。

申し込み、登録、資料請求をすると、、「どうなるのか?」という疑問・不安をここで解消してあげてください。

限定性(いますぐ行動する理由)

限定性を使います。なぜか?読み手を離脱させないために今すぐ行動を起こしてもらわなければいけないからです。ここで今すぐに(購入・登録・申し込み)などをする理由を伝えます。

例)

    • 無料キャンペーン期間は〇日までです。
    • 残り●つしかありません。これまでに〇〇売れていますので●日までには完売が予想されます。
    • 登録受付は●日までとなっております。それ以降は二度と登録できません。

行動喚起(CTA)ボタン

最後にアクションボタンで得たい反応への行動喚起を促していきます。

例)

    • 申し込みはこちら
    • 無料登録はこちら
    • 完全無料で受け取る

ポイントは読み手が分かりやすい大きめのボタンを設置することです。申し込みしたいけど、、申し込みボタンがわからない・・・んじゃ、、いいか!と離脱されないようスムーズに行動できるようにします。。

2-3、プレゼントを渡す

ランディングページで反応率をあげるために必ずして欲しいことがあります。それは無料で何かをプレゼントするということです。例えば、メールアドレスを登録してくれたら〇〇をプレゼントします。という風に何かプレゼントを渡してあげてください。それだけで反応率が2倍になることも少なくありません。

ただし、注意して欲しいことがあります。それはあなたが最も教えたくない有料情報を教えてあげること。(もちろん商品・サービスでもOK)

僕はセールスコピーライティングのテクニックをまとめたものをプレゼントしているのですが、これを知るために多くの金額と時間を投資してきました。本当なら教えたくない情報です。ですが、最も教えたくない情報=価値があるということになります。

価値がないものは貰っても嬉しくないですよね?価値がないものをプレゼントにすると、、あなたの評判を下げてしまう可能性だってあります。

価値を届けることでお客さんはファンになってくれてあなたを信用してくれるのです。

そして、もう一つだけ注意してほしいことがあります。それはすぐに効果を実感できるようなものをプレゼントするということです。

人間誰しもすぐに何かを達成したい!成し遂げたいと思うものです。その気持ちを理解してあげ、できるだけすぐに効果が実感できるようなものをプレゼントしてあげて下さい。

    価値があり、すぐに効果が実感できるものをプレゼントする

3、まとめ

ランディングページについて理解できたでしょうか。Webを活用し商品・サービスを販売したり見込み客を獲得する場合にランディングページを活用する方法はとても効果的です。

ランディングページを作ったことがないという方は是非、作成し活用してみてください。

広告からホームページに飛ばすよりもランディングページに飛ばし1つのゴールに導くことで読みても混乱せずスムーズに次のアクションを起こしてくれます。

また、ランディング構成案(テンプレート)に沿って書けば、失敗しないものが出来上がります。

ただし、テストを繰り返すということも忘れずに反応率を極限まであげていってくださいね。そして業種・業態によってもテンプレート(構成)や内容も変化していきますのでご注意ください。

ABOUTこの記事をかいた人

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ゼロイチ㍿ 代表┃一般社団法人日本セールスプロモーター協会 代表理事┃YouTube6.4万人┃ゼロ起業副業アカデミー運営┃法人2社経営┃中卒→累計20億┃