「コピーライティングの勉強を始めてみたけど、難しい!」……そうお悩みでしょうか?
もしも難しいと感じているのであれば、習得の全体像が見えておらず、勉強の順番を誤ってしまっているのかもしれません。現代では情報が多すぎるので、「どこから始めてどうやって勉強していくのか」という全体の流れを見失ってしまいがちです。
この記事では、以下のような順番での習得をお勧めしています。
- 名著を読む
- 世の中の広告を分析する
- 実践する
- コンサルでアドバイスをもらい軌道修正
それぞれのステップでの考え方や注意点もまとめてありますので、コピーライティングに難しさを感じているのであればぜひ読み進めてください。
まずは読書から始めよう
コピーライティングの勉強は、まず読書から始めましょう。
読書は誰でも簡単に始められる
まずは知識を付けるためには、読書がおすすめです。誰でも簡単に始められます。特にこれからコピーライティングを学ぼうと思った場合、基本的な知識を付ける必要があ ります。
コンサルティングを受けるのもいいですが、数十万円~数百万円かかります。コンサルを受けて「コピーライティングが向いていなかった」ということになる恐れがあります。
まずは、自分自身がコピーライティングに向いているかどうかを知るためにも読書から始めましょう。そして、本気で「セールスコピーライターになりたい」と思ったのであれば、メルマガに登録したり、コンサルティングを受けたりしましょう。
インターネット上の情報は怪しい
インターネット上でも世の中のほとんどの情報を無料で得ることができます。しかし、そのクオリティについては未だに疑問を感じる方も多いことでしょう。
その通り、現代の検索エンジンというのは、記載されている情報が正しいかどうかまでは判断できません。「正しいかどうか」ではなく「人気があるかどうか」「記事の書き方に検索エンジンに好まれるテクニックを使っているか」といった要因で検索結果の順位を決めてしまっているのです。
あなたが信頼できる情報発信者のメディアで知識を得るなら良いですが、その信頼の基準としてメディアに記載されている実績を参照してしまうのも注意してください。実績というのもいくらでも盛ることができるからです。
- 本当は広告費などで赤字になっているのに「月商100万円!」
- 毎月安定して稼げているわけでもなく、最大瞬間風速的に一度達成しただけにも関わらず「月収100万円!」
- SNSで乗り回しているように見せている高級車は実はレンタル
このような例はザラにあります。「検索結果が上位だから信頼する」「記載されている実績がすごいから信頼する」という考えは捨てましょう。
信頼できるサイトであればOK
「このサイトもインターネット上の情報じゃないか」と思われてしまったかもしれません。もちろん、信頼できるサイトの情報なら良いのです。
このサイトの運営者の大山祐矢さんのプロフィールに載っている経歴は全て本物です。また、大山さんのメインの仕事は実際の案件でのセールスライティングであり、現場で役立てている知識を元に情報発信をしています。
インターネット上には現場で活躍するわけでもなく、「コピーライティングを教えること」で生計を立てているだけというコピーライターも多いのです。
大山さんから学んでいる生徒たちも結果を出していますので、安心して読んでいってください。
メルマガも登録してみよう
信頼できるサイト、コピーライターが見つかったのであれば、メルマガに登録して実際のメールを受け取ってみるのも良いでしょう。
メルマガの多くは無料で受け取ることができますし、プロのライターによるメルマガは非常に勉強になります。
このサイトでもページ下部からメルマガに登録することができます。内容に興味を持っていただけたらぜひ登録していってください。
名著の読書が一番
コンサルは最初の段階としては高すぎる、インターネット上の情報は怪しい。そこでお勧めできるのが、名コピーライターが書いた著書の読書です。
名著は流通量も多いことから中古でも購入できますし、1冊につき数百円~数千円というものがほとんどです。かつ、輝かしい実績を持つ名コピーライターが書いたものであれば情報の信頼性も高いといえます。
1分野につき10冊を一気読み
限られた1冊や2冊をじっくり読むよりも、その分野の本を5冊~10冊程度一気に読むことをお勧めします。
これは、20冊もの著書を発行しているコンサルタントの大石哲之さんが、その中の代表的な1冊「コンサルタントの読書術」の中でも書いていることです。
大石さんは「一般企業の3倍の仕事をする」とも言われる外資系コンサルタント会社で叩き上げられ、現在もコンサルタント、ブロガー、日本デジタルマネー協会理事、ノマド研究家/実践家などとたくさんの分野の肩書きと知識を持って活躍する方です。
10冊読んで、同じことが出てきているものは、その分野のスキル習得にあたって、肝となる部分なのです。
ですから、その肝だけをしっかり身につければいいということが分かります。
それ以外は、実は枝葉末節なのです。本として成り立たせるため、いろいろな付加情報を入れ込んでいますが、幹は一緒だということです。幹がなんなのかを、10冊の本をざっと読むことで素早く見当をつけるのです。
「コンサルタントの読書術」より引用
コピーライティングの勉強に必要なのは人間の購買心理と具体的なコピーライティングの技術です。これらのジャンルの本を5~10冊程度読むことから始めてください。
心理学を学ぶ
「よし、ではコピーライティングの本を買って勉強しよう!」と思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。
「何を書くか」「どのように書くか」というコピーライティングの内容というのは所詮、具体的なテクニック、手段でしかありません。
テクニックには必ず目的が必要です。目的が無ければテクニックを学んだところで、どんな時にそのテクニックを使えばいいかも適切に選べません。目的があった上でテクニックを学ぶことで知識の定着も早くなります。
コピーライティングのテクニックの前に、「人の心はどうすると動かせるのか」「どういう感情を与えれば購入してもらえるのか」という人間心理の理解が必要なのです。
要はセールスマンに必要な知識ということで、セールスマン必見の名著をいくつかご紹介します。
本職のセールスマンであれば読んだことの無い人はいないであろう、人を動かすための社会心理学のロングセラーです。
「返報性の法則」「社会的証明」など、人が説得されやすい6種の要素が、多数の実例とともに解説されています。
こちらはセールスというよりはもっと広く、対人関係を良好にするための考え方が詳しく解説されています。
セールスレターのライティングだけでなく、特にメールマガジンで読者と関係を作る際にも有用です。
もちろん、この2冊だけでは足りません。これら以外でも販売、営業、人間関係構築のための心理学の書籍を5~10冊読みましょう。
コピーライティングを学ぶ
人間心理を理解した上で、実際のコピーライティングについて学んでいきます。こちらもいくつかお勧めを載せておきます。
究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル
アメリカのDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の世界の重鎮、ダン・ケネディの著書です。さらに日本のDRMの第一人者である神田昌典さんが監修に関わっています。
コピーライティングの技術から、書いている時の心構え、書いた後の注意など、一通りの内容が学べます。
セールスコピーライター成功戦略〜セールスコピーライターとして起業・副業するための解読書
このサイトの運営者である大山祐矢さんの電子書籍です。コピーライティングが初めてという方でもすんなり理解できるよう、わかりやすく書かれています。
もしあなたがコピーライターを目指しているのであれば、営業やクライアントとの付き合い方についても語られている珍しい書籍ですので、特にお勧めです。
実際の広告から学ぶ
心理学とコピーライティングをしっかり学べば、世の中の広告の全てが生きた教材となります。
ポスティングされるチラシ、電車の中吊り広告、テレビショッピング、ウェブ上の広告などから、彼らが「どのような心理を引き起こそうとしているのか?」「どのようなテクニックを使っているのか?」を見出していきましょう。ベストセラーになっている本のタイトルはヘッドコピーのアイデアにもピッタリです。
その中で、良い文章を見つけた場合は「ヘッドコピーのアイデア集」「権威性アピール集」といったようにカテゴリ分けをして、自身のストックとしていきましょう。実際に書くときに、それらのストックした文章を応用して書いていくことができます。
また、自身が実際に購入してしまったセールスレターやメルマガなども保存しておき、「なぜ購入してしまったのか」をじっくり考えてみるのも非常に勉強になります。
このように、日常生活で目にする広告で学びを深めていってください。
実践する
人の脳はインプットだけだとすぐに忘れてしまいます。記憶の定着率を上げるために有効なのが、実際にインプットした内容を実践するアウトプットです。
特に、インプット後48時間以内にアウトプットすると効率的に学ぶことができると言われています。
誰かに教える
インプットした技術そのものを使うのではなく、内容を誰かに教えることでアウトプットができます。
一緒にビジネスを学ぶような友達がいれば、ぜひアウトプットしてください。相手からも喜ばれることでしょう。
もしいなかったとしても、「この内容をどうやって教えてあげたらいいかな?」と誰かに教えることを想定しながら学ぶことで、インプット効率が上がると言われています。
また、ブログやSNSでアウトプットするのもお勧めです。特に、文章を書くことや情報発信することに慣れていない方は、仕事としてコピーライティングの本番を迎える前にしっかりと書くこと自体に慣れておきましょう。
仕事として書く
最高のアウトプットは、やはり緊張感とともに仕事としてインプットした技術を使うことです。
プレッシャーを感じることにもなりますが、そのプレッシャーが有効に働いてインプット効率も増し、大きなレベルアップとなるでしょう。
実際、私の知人の一流コピーライターの方も「新しい知識は受注してから学べば良い」と言っています。
仕事として書く際も、オリジナルの文章を書くのではなく、今までにインプットした内容に従い、真似して書くことを忘れないようにしてください。
仕事を受注する方法
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでもコピーライティングの案件を募集していることはありますし、自身で営業してみるのも良いでしょう。
中小企業の社長や個人事業主が周りにいれば手伝ってあげることができますし、イベントを主催している方がいれば案内のための文章の代筆だってできます。
勉強のためと思えば、最初は無料であってもあなたの能力、実績にプラスになることは間違いありません。
コンサルを受ける
読書で知識を全て学べてしまうのであれば、コンサルは不要なのでしょうか?
……いいえ、そんなことはありません。上達するには指導者の存在は不可欠です。コンサルをお願いする目的と心構えについて見ていきましょう。
アドバイス目的
読書には無いコンサルのメリット、それはアドバイスを受けられることです。
「勉強にはインプットとアウトプットが大切だ!」と書かれているビジネス系メディアは非常に多いですが、実際にはインプットとアウトプットだけでは足りません。
なぜなら、新しい分野を学んで知識を得ただけの初心者が実践したとしても、自身の実践内容のクオリティを評価することもできなければ修正することもできないからです。
インプットとアウトプットの繰り返しだけでは間違った方向に進み続けることにもなり得るのです。
そこで、軌道修正をしてくれる指導者が必要となります。
コンサルに依存しないように注意
お金を払ってコンサルをお願いしたとしても、そのコンサルの方に依存しないように気をつけてください。
ビジネスで結果を出しているレベルの高い方ほど、依存を嫌います。
たとえば、前述のように知識レベルのことは読書で学べます。その程度のことを自分で学ぼうとせず、質問して答えてもらおうとしていては見捨てられる可能性すらあります。
「自分でできることは全てやった上でコンサルの力を借りる」という前提を持った上で師事するようにしましょう。
まとめ
コピーライティングの習得のステップについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
- 名著を読む
- 世の中の広告を分析する
- 実践する
- コンサルでアドバイスをもらい軌道修正
という流れとなります。
こういった本質や全体像を知らずにテクニックばかり学ぼうとしていると、たしかに難しく感じてしまうかもしれません。
しかし、本質を理解し、慣れてしまえばある程度「型」に当てはめていけば良いものなので、そこまで難しくはありません。
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