最近では、「せどり」に人気が集まっています。せどり市場は、年々拡大しています。「メルカリ」「フリマアプリ」の誕生で手軽に不用品を転売できるようになったのが一つの理由です。
この記事を見ている方の中には「せどりを始めてみようかな」「少し興味があるんだけど」という方もいますよね。始める前に、必ず知識として持っておいた方が良い情報だけをお伝えします。
また、せどりのやり方はいくつかありますが、ここではAmazon(アマゾン)、ヤフオクを利用した転売方法をお伝えします。
せどりとは
せどりとは「安くモノを仕入れて、高く売る」ということです。「転売」「転売ヤー」とも言われています。
もともと競取り(せどり)は、古本の業界用語だったのです。古本屋が掘り出し物を探し、他のところで高く売る、というのが由来です。今では本に限らず、洋服やゲーム、CDなど幅広いジャンルのモノを扱う人も含めて「せどり」と呼ばれています。
たとえば、1,000円で洋服を仕入れ、3,000円で売ったとします。その場合、2,000円の儲けが出ますよね。このように、安く仕入れ高く売って、その差額(売り値 − 仕入れ値)が収益となるビジネスモデルです。
せどりに向いている人
せどりに向いている人は、「地道にコツコツ頑張れる人」です。
せどりは「ラクそうだから」「簡単に稼げそう」と軽い気持ちで始めるのは、オススメできません。なぜなら、途中で辞めて(諦めて)しまう可能性が高いからです。
これは、せどりだけでなくどのビジネスにも言えます。結果を出している人は、みなさん見えない所でコツコツ努力していますし、勉強しています。人間は、自分が好きなことに対して頑張れる生き物です。
つまり「地道にコツコツ頑張れる人」「せどりが好きな人」が向いていると言えます。
せどりの平均収入
せどりは、どのくらい稼げるのか? 一番気になる部分ですよね。
結論から言うと「0円〜青天井」です。月に1円も稼ぐことができない人もいますし、はたまた月収100万円以上稼いでいる方もいます。年収でいえば、1,000万以上稼ぐ方もいます。
要は、何もしなければ収入はないですし、正しいやり方で頑張れば収入に限界はありません。やった分だけ収入になる、という感じです。
せどりのメリット
せどりのメリットは、大きく2つあります。一つずつ、お伝えします。
すぐに結果がでる(即金性がある)
せどりは、他のネットビジネスと比べるとすぐにお金を稼ぎやすいです。なぜなら、特定のスキルは必要ないですし、手間もかからないからです。不用品や価値がありそうなモノを売れば、すぐにお金を得ることができるというメリットがあります。
たとえば、アフィリエイト(紹介料で稼ぐネットビジネス)だと、稼ぐまでに大体半年〜1年程の時間がかかります。それに比べると、せどりははじめたその日にお金を稼ぐことも可能です。
作業が比較的簡単
もう一つは、作業が比較的シンプルという点です。
せどりは「安く仕入れる → 他の場所で高く売る」と大まかに言えば、この簡単な作業だけで収入を得ることができます。自分のウェブサイトを作ったり、集客をしたりと面倒な作業が不要です。
せどりのデメリット
メリットだけでなく、デメリットについてもしっかりお伝えします。はじめる前にデメリットも把握しておきましょう。
多少の資金が必要
モノを仕入れるため、はじめに多少の資金が必要になります。モノによりますが、数百円〜数十万の初期投資をしなければいけません。
はじめは、使っていない不用品や家に眠っているモノを売ることをオススメします。
ライバルが多い
- パソコンとインターネット環境があれば今すぐにはじめられる
- 特定のスキルを必要としない
- 即金性がある、作業が比較的簡単
せどりは、このような理由から絶大な人気があります。
サラリーマン(会社員)・OLや専業主婦、学生など、かなり多くの人がすでにせどりをしているのです。ライバルが多くなればなるほど、どうしても低価格競争になってしまいます。言い換えると「ライバルが多い分、利益を確保しにくくなる」と言えます。
せどりは違法じゃないの?
最近、せどりに関してのニュースが流れるようになりました。
- 某アーティストのチケットを大量購入し、転売
- 中国人などによる某ブランド品や限定品の買い占め
あなたも目にしたことがあると思います。「転売目的での購入は、違法(犯罪)じゃないの?」と疑問に思う方もいますよね。
現段階(2018年6月時点)では、転売に関する法律はありません。つまり、違法(犯罪)にならないため完全に逮捕されることはありません。今のところ、グレーゾーンと言えます。
ですが、今後「せどり(転売)に関する法律」ができる可能性は高いと感じています。はじめる方は、常にチェックしておいた方が良いでしょう。
古物商(こぶつしょう)許可証を取る
誰もが「逮捕されるのは怖い」と思いますよね。そうならないために必要なのが「古物商許可証」です。古物商許可証とは、中古品を買って売る場合に必要になります。一方で、使わなくなった不用品や買ったけど使わないモノを売る場合には、なくても大丈夫です。
取得するのに1,9000円かかりますし、警察署などでの手続きなど手間がかかります。ですが、法人化すると節税できるというメリットもあります。「せどりくらいなら必要ない」という方もいますが、取得してた方がより安全です。
Amazon(アマゾン)転売の仕方
Amazonは、品揃えの多さはもちろんですが、一番はアクセス数の多さです。ある会社の調査によると、日本国内だけで月間4億アクセス以上もあります。1日に1,300万以上のアクセスがあるということです。国内のネットショップサイトでは圧倒的なアクセス数です。
これらの理由から、Amazon(アマゾン)を利用した転売をしている方も多くなっています。ここでは、Amazon転売の仕方・手順をお伝えします。
アカウント作成
Amazonのアカウントを持っていない方は、まずはこちらからアカウントを作成しましょう。→こちらから早速Amazonアカウントを作成する
1.Amazonトップページのアカウント&リストの「新規登録はこちら」をクリック
2.名前、フリガナ、メールアドレス、パスワードを入力し「Amazonアカウントを作成」をクリック
この2つの手順でアカウントを作成できます。1分あればすぐに作成できます。メールアドレスとパスワードは忘れないようにしてください。→こちらからAmazonアカウントを作成する
大口出品と小口出品の違い
Amazonで出品する場合、「大口出品」と「小口出品」の2種類の出品方法から選べます。それぞれの違いをお伝えします。
大口出品
- 月額4,900円(税抜き)の費用がかかる
- いくつも出品しても手数料がタダ
- Amazonにある商品以外にもオリジナル商品も出品できる
- 一気に多量の出品が可能
- データ分析レポートが利用できる
月額4,900円(税抜き)かかりますが、手数料が無料、大量に出品できるというメリットがあります。オリジナル商品を売りたい方、大量出品したい方は「大口出品」をオススメします。
小口出品
- 月額タダ(0円)
- 1つ出品する度に、100円の出品手数料がかかる
- Amazonにすでにある商品のみ出品できる
- 出品は、1商品ごとの登録が必要
はじめてやる方は、コストがかからない小口出品をオススメします。こちらで出品しある程度コツをつかんでから大口出品でする方が合理的です。
出品アカウントの作成
ここでは、小口出品する場合をお伝えします。
1.Amazonの上部にある「検索」からAmazon内であなたが出品する商品と同じ商品を探します。→こちらから同じ商品を探す
2.同じ商品のページに行き、右下にある「マーケットプライスに出品する」をクリックしてください。クリックし出てきた画面でもう一度、サインインします。
3.出てきたページの「正式名称」「店舗名」を入力してください。個人の方は、両方ともに自分の名前を入力してください。
4.住所を選び、自分の携帯番号を入力し、送られてきたワンタイムPIN(番号)を入力します。次に、運営責任者の所に個人であればあなたの名前を入力し「次へ」をクリックしてください。
5.クレジットカードの情報を入力し、「次へ」をクリックします。利用可能なカードは、JCB、 Amex、Visa、MasterCardです。
6.商品情報を選び「次へ」をクリックします。
7.商品カテゴリーを選び、「登録完了」をクリックします。
8.最後に2段階認証を済ませたら、出品アカウント作成の完了です。→出品アカウントを作成する
出品の手順
出品までもう少しです。
1.入金口座の情報を指定します。
2.上部メニューの「在庫」から「商品登録」をクリックします。
3.あなたが出品する商品の情報を入力してください。
- 商品の型番、JANコード
- コンディション説明
- 販売価格
- 在庫
これらの情報を入力しましょう。
コンディション説明は、クレームに繋がりやすい部分でもあります。ここは、正直に書いた方が賢明です。また、買い手側の立場で書くと良いです。最後に下にある「保存して終了」をクリックすると出品完了となります。
発送の仕方
商品が売れるとAmazonから「商品を出荷してください」というメールが届きます。Amazonは、注文が完了してから2日以内に出荷しないといけません。注文が完了した次の日には発送できるようにしておきましょう。
発送時の包装、梱包についてはAmazonが提供している「ガイドライン」をご覧ください。→包装、梱包のガイドラインを見る
これは、僕も実際にやっていることですが、商品と一緒に「この度は、購入していただき、ありがとうございます。ぜひ、大事にご使用してください。」という感じで手紙を同封しています。一言書いた手紙を同封だけで、購入者はとても嬉しいです。
発送が終わったら、最後に注文管理ページにある「出荷通知を送信」クリックします。配送方法や配送業者、お問い合わせ番号を入力して発送完了です。
FBA(フルフィルメント by Amazon)
Amazonには、FBAというサービスがあります。このサービスを使うととても効率的に作業ができます。→FBAの登録はこちらから
こちらも月額5,000円程かかるので、ある程度慣れてからのご利用をオススメします。FBAを使うメリットは次のような感じです。
- 商品を保管してくれる
- 注文処理から梱包、配送までしてくれる
- 通常の配送が無料になる
- サイト内検索で上位に表示される
- 常にスピーディーな対応をしてくれる
ほぼほぼしてくれるので作業が削減でき、効率化がはかれます。
ヤフオク転売の仕方
- なぜヤフオクが良いのか?
- アカウント作成の仕方
- 出品〜発送までの手順(流れ)
- ヤフオクでどんどん落札されるコツ
など、ヤフオクについては全て以下のサイトに記述しています。ヤフオク転売の仕方は、こちらからご覧ください。→副業ヤフオクで確実に稼ぐために必要な知識〜初心者のかたにも分かりやすく解説〜
せどりをする上での注意点
せどりをする上で、最も大事なことは「リサーチ」です。
- 何を仕入れるか?
- どこで仕入れるか?
- いくらで売られているのか?
- どこで売れば良いのか?
これらのリサーチが必須です。仕入れるモノを間違えると、売れません。売れないと家に在庫がドンドンたまります。需要があるモノ、これから先人気が出るモノ、品薄になりそうなモノなど様々な角度かのリサーチが結果を左右します。
リサーチは軽く見られがちですが、うまく言っている方は、リサーチに余念がありません。
せどりに欠かせないツール
最後にせどりをする際に欠かせないツールを2つお伝えします。Amazon転売の時に欠かせない「モノレート」、ヤフオク転売をする時に欠かせない「オークファン」です。では、それぞれご紹介します。
モノレート
モノレートとは、モノがAmazonではどのくらいの値段で販売されているのか? がわかるサイトです。大体の平均売り値がわかります。平均の売り値がわかれば、そこから逆算して適切な仕入れ値を決めることも可能です。
また、どのくらいのペースで売れているのか? もわかります。在庫をどのくらいもてば良いかもわかるのでとても利便性のあるサイトです。Amazon転売をする方は、ぜひ活用してみてください。→モノレートはこちらをクリック
オークファン
オークファンとは、ヤフオクはもちろんAmazonの相場もリサーチできるツールです。ヤフオク、Amazon両方の値段相場や売れるペースなどが分かります。
- 相場から逆算して仕入れ値を算出できる
- 仕入れる量が把握できる
これらは、せどりをする上で貴重な情報です。オークファンには、無料会員(0円)・プレミアム会員(月額、税込み980円)・プロPlus会員(月額、税込み5,980円)の3種類から選べます。
無料会員でも優良な情報が得られますので、無料会員で始めてみてください。オークファンはこちらをクリック
まとめ
せどりの意味、Amazonとヤフオク転売の方法についてお伝えしました。あなたが持っていた印象と違った部分もあるのではないでしょうか。
せどりは、すぐに始めることができ即金性もあるので、副業としても最適なビジネスです。今から始める方は、まず家にある不用品から売りましょう。使っていないモノがお金に変わるのは、とても嬉しいことです。そして、徐々に慣れていったところでリサーチをし需要があるものを仕入れ売っていくというやり方をオススメします。
まとめると、ライバルも多いため、せどりで大きく稼ぐことは難しいです。しかし、初心者には、小さく始められる副業であり、ビジネス経験を積むためには良いかと思います。
少しでも参考になれれば、幸いです。
なお、当サイト「ビジネス成功脳のすべて」では、セールスコピーライターとして企業・独立するためのノウハウをメルマガでも無料で公開しています。
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