セールスコピーライティングでのテクニックは存在します。それぞれのテクニックがどういった時に効果を発揮するのか?具体的にどのようなことを可能にするテクニックなのかを理解している人は少ないです。
ここではセールスコピーライティングの文章術(21のテクニック)をお伝えするだけでなく実際にどういった効果があるのか?やり方の実例まで詳細に書いていきます。
セールスコピーライター初心者はもちろん、プロの方でも永久保存して欲しい優れた文章術(テクニック)ばかりで効果バツグンですので参考にしてくれたら嬉しいです。
1、セールスコピーライターに立ちはだかる3つの壁
物事がなかなか思うように進まないようにセールスコピーライターにも立ちはだかる壁が3つ存在します。
この壁をすべて乗り越えることができれば最終的に手にしたい結果を手に入れることができます。まずは立ちはだかる3つの壁の存在を知らなければ対処することもできませんので、3つの壁をお伝えします。
1−1、読まない・信じない・行動しない
立ちはだかる3つの壁とは、、
-
- 1、100%読まない
- 2、100%信じない
- 3、100%行動しない
という壁になります。
多くの方が勘違いしてしまっているのですが、チラシやセールスレターを書き見込み客に送れば少なからず反応があると思ってしまっています。
チラシを1000枚配ったとすれば、、何人の人から反応を得れると思いますか?もちろん業種・業態により反応率は変わってくるのですが、、反応率は1%あれば良いと言われています。
多くのチラシは0.01%〜0.03%が標準だと聞きます。1000枚配り、反応は1人〜3人ぐらいなのです。「え!そんなものなの。。。」と思ってしまいますが、、それが現実なのです。
なぜなら、、、、多くの人は忙しいから。
1−2、多くの人が忙しい理由
多くの人は忙しいのです。仕事・家事はもちろんですが、それ以外でも、「好きなテレビ番組がみたい」「面白いゲームがしたい」「お腹が空いたのでご飯を食べたい」「お風呂にもゆっくり浸かりたい」「人生の悩みや疑問に苛まされている」「彼氏・彼女とイチャイチャしたい」のです。
理由は様々ですが、みんな本当に忙しいのです。
少し考えて欲しいのですが、あなたは一日にどれぐらいの時間を確保できますか?多くの方は1〜2時間と答えるはずです。そんな貴重な時間を使い、わざわざチラシをじっくり見てくれるか?わざわざセールスレターを1語1句読んでくれているか?というとちょっと不安になりますよね。
こんな事をいうと、「大山さん!私のブログ読者やメルマガ読者は読んでくれています!チラシも上々の反応を得ています!」という方もいると思います。
そういう状況であれば、自分の文章を読んでくれ、反応があるという事実があるので仕方ありません。もしそうだとしても、ですが、、基本的な心構えは3つの壁である、
-
- 1、100%読まない
- 2、100%信じない
- 3、100%行動しない
ということを頭に入れておいてください。なぜならそうすることで、どうすれば読んでくれるか?どうすれば信じてもらえるか?どうすれば行動してもらえるか?という答えが見えてくるから。ライバルに圧倒的な差をつけて勝利するためでもあります。
1−3、1日に広告を2000から3000見ている
そもそも人は1日に広告を2000から3000見ているというのを知っていますか?
ポストに届くチラシはもちろん、新聞、テレビCM、通勤時のつり革広告、看板など…あげ始めたらキリがないですが、、世の中には「売り込み」が溢れています。
人は、1日におよそ数千(2000~3000)の広告を見ていると言われています。しかも無意識に。あなたは、その数千の広告に対し商品購入やサービスをスルーしていますよね。全ての広告にいちいち反応していたら、どれだけ時間とお金があっても足りません。
つまり、、これはどういう事かというと、たった1枚のチラシを配ったとしても誰も読んでくれない可能性が高いということです。
多くの人は自分が一生懸命作ったチラシを配れば読んでもらえると思ってしまいます。配れば確実に目を通し1語1句読んでくれると思っているのです。
ちなみに、、チラシがゴミ箱行きになるかは「たった3秒で判断される」と言われています。
チラシと同じようにブログやメルマガ、ホームページでも「自分が書いた文章をしっかりと読んでから最終的に決断(申し込みやお問い合わせ)をしている」と多くの人は思い込んでいます。もし、あなたがこのように思っているならとても危険です。
なぜなら人は読んでくれていない・信じてもらえない・行動してくれない可能性が非常に高いからです。
自分に問いてみてください。チラシはもちろん、ホームページ・ブログセールスレターなどの文章を1語1句読み飛ばさず読んだことはありますか?
多分、、90%以上の方はないでしょう。そして、広告文だけでなく、実際にお金を出し購入した雑誌・新聞すら興味がないところは読み飛ばすのです。
基本的なマインドであるこの3つを脳に浸透させてからライティングすると…
これからお伝えするセールスコピー文章術である21のテクニックを理解することができ効果を最大限発揮させることでできます。また、21のテクニックではない新たなテクニックを発見する手助けにもなりますので必ず3つの壁を忘れず紙に書き出し覚えておいてください。
そしてライティング(書く)ときに必ず思い出すようにしましょう。
読み手(お客様)は読まない・信じない・行動しないという読み手心理3原則を理解する
2、読み手に読んでもらうために
読み手心理3原則の1つ目である「読まない」を読んでもらうためにはどうすれば良いのか?読んでもらうためのテクニックを公開します。
2−1、①平仮名やカタカナを使う
あなたは漢字が敷き詰められている参考書とイラスト主体の漫画だとどちらが読みやすく感じますか?またはどちらが好きですか?
中国語のような漢字が多く並べられている参考書を好んで読む人は少ないのではないでしょうか?
漢字の多い文章は、単に読みづらいだけでなく、堅苦しさや仰々(ぎょうぎょう)しさを感じます。人間の第一印象はおよそ3秒から7秒で決まると言われていますが、セールスコピー(文章)も同じで『見た目』の印象がとても大事なのです。
漢字をあえてひらがなにすることも大切です。
「全て→すべて、沢山→たくさん、下さい→ください、色々→いろいろ、何時→いつ、貴方→あなた」という風に漢字に変換できるが読みやすさ(見た目の印象)を重視しあえて変換しないこともあります。
読んでもらうというより、読む気にさせるためにも漢字が多く敷き詰められた文章ではなく、できるだけ「ひらがな」や「カタカナ」を使い読み手にストレスなく読んでもらうことを心がけてください。
2−2、②たった1人の人に向けて
想像してみてください。あなたは街を歩いている時に、、、後ろから声が聞こえます。
「おーい!」と。少しだけ気になりましたが、振り向かない選択をしました。そうすると次に、、「〇〇さん!」と名前で呼ばれました。そうです、あなたの名前です。確実に振り向きますよね?
これがたった1人の人に向けてのテクニックです。セールスコピーでは多くの人に行動して欲しいと思います。ですので、、多数「みなさん」というような書き方をする人がいます。
そうではなく、1人の人に向かって語りかける「みなさん」ではなく「あなた」と表現していくのです。先程お伝えしたように後ろから、名前で声をかけられたら必ず振り向くと思います。
「私に伝えている」と思ってもらうこと=読み手に響いているということになります。
ターゲティング・ペルソナ設定と同じように不特定多数の人に向けての文章ではなく、1人の人物像だけに向けて書くことが結果的に大多数の人が反応してくれるのです。
たった1人に響かせることができないのであれば、、そもそも大多数の人に響くことはあり得ないのです。
2−3、③「」を使う はなし言葉をいれて
当たり前の話ですが、人は文章を書くというよりも誰かと会話するということの方が多いです。
この事実をしっかり理解すれば「はなし言葉」の重要性が見えてきます。「はなし言葉」とは日常生活で口頭でやり取りする言葉です。
例えば、「ちょっと難しいかもしれません。」というのは、はなし言葉になります。これが書き言葉になると、、、「少し難しいかもしれません。」という風になります。
その他にも、、、いっぱい→多く、いろいろな→様々な、だから→したがって、答える→回答するなど。
人は書き言葉よりも「はなし言葉」のような文章を見逃すことが出来ません。なぜなら日頃から聞き慣れている言葉なので身近に感じるからです。
ですので、読み手に読んでもらうためにも、読み手が感じているであろう言葉を「」を用いはなし言葉で表現(代弁)していってください。
例えば、「大山さん!かなり勉強になります。はなし言葉を用いれば読んでもらえる可能性があるのですね!」や、私はこのように言われました、、、「他に好きな人ができたの…」と。
上記のような感じで「」を用いはなし言葉を使うようにしてみてください。あなたの文章を読み手が気になり仕方なくなってしまいます。
2−4、④ファッションを意識する
平仮名やカタカナを用いる所でお伝えしましたが、コピー(文章)では『見た目』が大切です。ファッション=外見ですがコピー(文章)も同じなのです。
ここでは文字での見た目ではなく、もう少し俯瞰してみた文章全体での外見についてになります。ファッションでいうと靴や帽子などの小物ではなく全身のコーディネートという感じですね。
コピー(文章)での全体の外見を具体的にいうと、、「改行」や「箇条書き」のことになります。
まず改行についてですが、横に長すぎる文章だとどう考えても読みづらく感じます。目を動かしてみて欲しいのですが、上→下、下→上など縦の動きはスマホやPCのスクロールなどで慣れているのですが、、右→左、左→右などの横の動きだと、かなり疲れてしまいます。
日常的に目を左右に動かすことが少ないので、、横に長い文章だと見にくいのです。そこで活用するのが改行です。
セールスレターやブログなどは最大横文字数が決まっていますが、目安としては40文字ぐらいが丁度いいのかなと感じています。(※もちろん文字の大きさにより変わってきます。)
あまり横に長すぎない文章を心がけてください。メールでは横に長い文面を書く方がいますが、最大23文字ぐらいで改行を行っていくと、見やすくなります。
そして、、文章のブロックは4行までがベストです。文字が詰まっているブロックが多いと、、それだけで見る気が失せてしまいます。
【ブロックが多い文体】
• 高齢化や社会資源の状況等は地域によって異なり、地域包括ケアシステムの実現には、地域ごとに今後の地域の在り方を考え、住民同士、住民と専門職、専門職同士という多主体間の連携によるネットワーク構築(地域づくり)を進めることが重要。• 地域づくりは、住民にとって最も身近な行政主体で介護保険制度の保険者である市町村が保険者機能を発揮し、中心的な役割を果たすことが期待される。また市町村における多職種連携の推進支援を行う等、都道府県が中心となって市町村をリードすることも期待されている。
• 国は、保険者機能の抜本的強化のための検討を進めるとともに、好事例を全国に展開し、自治体の取組みを加速化させ、全国的な地域包括ケアシステムを推進する。※平成28年度版 厚生労働白書から引用
上記の文章は箇条書きされていますが、改行などもなく文字が敷き詰められたブロックが8行にもわたっています。これでは読み手に読んでもらえる可能性が減ってしまいます。
次に箇条書きについてです。箇条書きの限界数は5つまでにしてください。理由は、人間が一度に覚えられる限界数が4±1と言われているからです。
マジックナンバー7という法則を知っていますでしょうか?アメリカの認知心理学者ジョージ・ミラーが提唱した法則です。人間が短期的に記憶できるのは7個前後(個人差により7±2)というもの。
ただし、これは1956年のことです。現在の研究によるとマジックナンバーは「4±」だと言われています。4にこだわる必要はありませんが、僕は3をベースに箇条書きを用いるようにしています。
4、5だと少し多く感じるので3を基準にしています。松竹梅というランク付けがあるように箇条書きは3つにすると、コピー(文章)を書く際のリズムも生まれやすくなります。
書き手側も伝えるのは3点、読み手側もポイントは3点と脳内の記憶装置にスイッチが入りやすくなります。情報は盛り込み過ぎないで箇条書きで3つにまとめ伝えることが結果的に読み手に伝わるのです。
2−5、⑤不合理なことをいう
人の注意を引くためのテクニックの1つが不合理なことをいうということです。そもそも人は常識的なことにはまったく興味がありません。自分が知っていることを言われても、、
「あっそれ知ってる。」「確かにそうだよね。」という風に流されてしまいます。そうならない為にも道理、理屈にあっていないことや筋の通らない事をあえて言うのです。
ポイントは、言っては(書いては)いけないこと、やってはいけないこと、誰もいわない事です。
思わず振り返ってしまうような内容になります。例えば、『なぜ?あいつは人をたくさん殺しても罪にならず称賛されるのか?』などです。一般的に人に人は殺してはいけないということは認識されていますが、上記の文章では真逆のことを伝えています。
文章をみて気になりませんか?殺人というテーマですので、不快に感じる方もいると思いますが、、あくまで分かりやすくお伝えするために用いています。。
この後に続く文章では一般社会では人を殺しても罪になるのに、、戦争では人を殺しても罪にならない。それよりも人をたくさん殺すほど人から称賛される。こんなことがあってもいいのだろうか?という風に疑問を投げかけていくように書いていくこともできます。
このように常識的なことやすでに知られていること(既知)を伝えても誰も興味を示してくれないのです。人は不合理なことに対しては反応するしかないのです。
2−6、⑥ストーリーを入れる
日本昔話を見ていましたか?私は見ていました。漫画やアニメ、映画(ドラマ)、小説もそうですが人は物語り(ストーリー)が大好きです。
ですので、物語り(ストーリー)な要素を入れながらを伝えてください。ストーリーとは単なる説明文ではなく、日常的にイメージできる状況を描写できる文章がストーリーになります。
読み手の日常に落とし込めてイメージさせることができればあなたのコピー(文章)にのめり込むように読んでもらえます。
例)
「彼氏の浮気度チェック法」ではなく、「彼と一緒に食事に行った時、、携帯をみる回数がいつもより多い」という風に書いていきます。
伝えたいことを想起させる印象的な体験談やエピソードなどのストーリ(物語)を引用することで、読み手に強く印象付けることができるので読んでもらえるのです。
2−7、⑦ストロング単語を使う
ストロング単語とは、読み手がビクンっと反応しざる負えない一言で身震いしてしまうような単語のことです。
コンビニで思わず手に取ってしまう本ってないですか?なぜだか分からないが、表紙の文章や文字、女性のグラビアが気になり読んでみてしまう。このような経験、一度はした事があると思います。
僕は週刊誌を思わず手にとり、パラパラとめくってしまいます。週刊誌の表紙にやられ思わず手に取ってしまいます。なぜ多くの人は週刊誌を手にとり読んでしまうのか?というと『ストロング単語』を多く使っているからです。
例えば、
「脅迫」「極秘」「Hカップ美乳」「裸身」「お泊まり愛」「激白」「噂の彼とのベット写真」「殺す」「暴力団」「潰される」「死ぬ」「破産」このように数ある単語の中でも、ビクンっと震え反応してしまうものばかり。
内容も大切なのですが、A4用紙ほどの限られたスペースでたくさんの人に手に取って読んでもらうという行動を起こさせるか?発行している会社は表紙で会社の存続がかかっています。
この話しをすると、ストロング単語=性的な話しや下品な言葉、暴力的な言葉を使えばいいと勘違いしてしまう人が多く存在します。ストロング単語とは、人が使い慣れていない「難しい言葉」でもありません。そこは誤解しないでください。
ストロング単語とは、『相手が理解できる言葉の中でもっとも強い単語を使う』ということです。読み手の頭の中にある言葉でもっとも強い単語のことになります。
実は意外にも単語一つで同じ意味をもつ単語はたくさん存在するのです。世の中の男性が理性を失うほど、大好きな“あの行為”で例えてみます。
『セッ○ス』
その他の類語は、エッチ、性行為、合体、情事、男女の営み、交接、ベットイン、肉体交渉、夜の営み、濡れごと、交尾、同衾、猥褻行為などなど…一つの単語とってもこれだけ存在するのです。
単語を変えるだけで人に与える印象を180度変えることができます。私が使っているお勧めのツールがあるので、ご紹介します。
類語辞典『シソーラス』:http://thesaurus.weblio.jp/ 類語を一発検索してくれる優れものです。
2−8、⑧ギャップ法
5つ目のテクニックである「不合理なことをいう」と似ているのですがギャップ法というテクニックもご紹介します。ギャップ法とは伝えたいことと真逆のことを先にいうテクニックです。伝えたいことを力強く伝えるための最適な方法でもあります。
例えば、、「他のパスタがまずくなるほどこのパスタは美味しい」「嫌いになりたいんだけど、本当は好き」という風に伝えたい正反対の言葉を先に入れ同じ文章にすると、、心を動かしやすくなります。
そのようなギャップ法を用いた文章を書くのはとても簡単です。この3ステップを参考にしてください。
1、伝えたい言葉を決める。2、伝えたい言葉の対義語(反対の意味をもつ言葉)を考え、先にもってくる3、前半と後半が繋がるよう一文にする。「簡単だ」と伝えたい場合→難しいかなと思ったけど簡単だった。という感じです。
3、読み手に信じてもらうために
読んでもらえたとしても次にくる壁、、それは信じてもらえないということ。では?どうすれば信じてもえるのか?信じてもらうためのテクニックをお伝えしていきます。
3-1、⑨信じられないかもしれませんが、、、
読み手に信じてもらいたい時のテクニックに有効なのが先に読み手の気持ちを理解してから伝えるテクニックです。
例)「私は1000万円の借金を抱えていました。」よりも、「信じられないかもしれませんが…私は1000万円の借金を抱えていたのです…」
読み手より先に『信じられない』という事を理解、認めてあげるのです。そうすることで、より信憑生が増し読み手に信じてもらえるようになります。
情熱的に熱く語られるよりも、読み手のことを理解してあげることが大切なのです。
3-2、⑩数字を使う
数字を使うと一気に信憑性が高まります。凄くとか多いとかボヤッとした言い方ではなく、7つのお金の儲け方。体重が2ヶ月で7キロ減!などとリアルな数字を使い伝えた方が信憑性が増します。
多くの人がというよりも全人口の4人に1人が花粉症です。という風に伝えてください。人は数字が好きなので、より具体的に細かく使うように心がけてください。
3-3、⑪同じことを繰り返す
同じことを繰り返すとバカみたいで嫌です。こう言われたことがあったのですが、たった一度だけ言われたことを覚えられる人はこの世に多くいません。
初めてアルバイトした時のことを思い出してみてください。覚えなければいけない事が、、、たくさんあり、、一度にあれこれと教えられてもメモをとる暇もなく頭がこんがらがってしまいます。
「一度伝えたから知っているよね!」という上司も一度で覚えられない人です。ですので、伝えたいことは何度も繰り返し伝えてください。
そうすることで、読み手が理解してくれ信じてもらえる“キッカケ”を作れます。
3-4、⑫先にすべて潰す
読み手が感じているであろう疑問、悩みや不信感を先にすべてつぶしていってください。
一度書いた文章を誰かに読んでもらい、どこが信じられなかったか?分かりづらかったか?などの疑問を先にあぶり出し、先にすべての疑問を潰していきます。
そうすることで、「この人、、私のことわかってるな~」と思ってもらえ、あなたの信者になります。読み手が感じるであろう疑問は何か?ということを常に考えながら書いてください。
3-5、⑬例え話を活用する
いきなり答えをいうことはしないで読み手がイメージできる日常の話をもっていき納得させるテクニックです。伝えたいことと比較することで信じてもらいます。冒頭でお伝えした広告の話がまさにこのテクニックになります。
例)
「誰もあなたのお店のチラシは読まないんです。」というよりも、「人は1日にどの位の広告を目にしていると思いますか?」チラシはもちろん看板、車のペイントや新聞、つり革広告など、、人は1日で、およそ2000~3000の広告をみています。しかも無意識にです。
2000~3000の広告に反応し、「あなたは、商品購入やサービスにお申込していますか?」ほとんどの人がスルーしていると思います。これはつまり、、、たった一枚のチラシをポストにいれただけでは誰も読んでくれないのです。
このように相手が経験していることやなじみのある例え話から入と、人は納得してしまうのです。例え話をもってきて、説得力をあげることを心がけてください。
4、読み手に行動してもらうために
読んでもらう・信じてもらうという壁を突破したとしても最終的にとって欲しい行動(お問合わせ・申し込み・購買)に繋がりません。最終的にとって欲しい行動に導くために必要なことをお伝えします。
4-1、⑭具体的に具体的に
文章を読んでくれた方が、パッと頭の中でイメージできるように具体的に書いていきます。
例)
「イタリアに行きましょう」ではなく、「11日間イタリアのカプリ島でピチピチの海老や魚などを食べ白ワインを飲みながらのんびり過ごしませんか?」
自分がイタリアにいるイメージができますよね?イメージさせれば行動へのスピードが加速するのです。
4-1、⑮読み手に共感する
共感してあげることは本当に大切です。誰かに何かを伝えている人には必須のスキルなのですが、なかなか出来ていない人が多いです。伝える前に読み手の事を考える。読み手のことを考えるだけで書き方が180度違ってきます。
そのテクニックが読み手が考えているであろう疑問などに共感してあげる文章をいれることです。
例)
なにかを伝えた後に、、、「ですが、1つ疑問が浮かぶと思います。」という風に疑問が浮かびましたよね?という風に共感してあげるのです。その後に、、次はその疑問に答えていきます。という風に繋げます。
読み手の現実に共感をしてあげることを心がけてください。
4-2、⑯「つまり」を使う
一度伝えたことをもう1段階掘り下げて最終的な結果がどうなるかということを伝えてあげてください。人は最終的にどうなるのか?ということしか興味がありません。
文章を繋げる言葉である接続詞である「つまり」を用いるとスムーズに伝えることができます。
例)
あなたは、お金持ちになれます。の後に、つまり、毎日の支払いに頭を悩ますことなく経済的自由を得られるということなのです。
◯◯が得られることで最終的にどのような結果を手に入れられるのか?これを明確するためにも「つまり」を使います。
4-3、⑰4つの学習タイプ
多くの人がこの世に存在しているのですが、大きく分けて4つのタイプに分かれると言われています。新しい概念を得た時、強く知りたいと思う時次のステップとしての行動を起こす時のモチベーションが4つのタイプに分かれるという事です。
「4つの学習タイプ」とは(なぜ・なに・どうやって・今すぐ)になります。それぞれ各項目ごとに詳しくお伝えしていきます。
なぜ?タイプ
なぜ?それをしなければいけないのか?なぜ?それがいい商品なのか?やらないと何がいけないのか?どんな事にも疑問を持ち、解消したがる方はまさに「なぜ?」タイプになります。
なにタイプ
証拠、詳細のデータ、実績や根拠などがないと信じられない人がこのタイプです。これさえあれば、行動に移せる人です。
どうやって?タイプ
方法論タイプです。細かなステップ(ステップ1、ステップ2…)という風に説明してあげ、最後にこういう結果が起こりますよ。っという伝え方をすれば行動してくれます。
今すぐタイプ
例えば、お金を稼げる方法を伝えるセミナーでモチベーションをがっつりあげられ、講師にとりあえず今スグにできる事は何がありますか?と聞く方がこのタイプになります。
とりあえず今すぐに何をすれば良いのか?これを解決しようとする方がこのタイプです。
自分が当てはまるタイプは無意識レベルで書けるのですが、他のタイプには目を向ける事ができず自分よがりの文章にどうしてもなってしまうのです。
そうならないためにも、自分以外のタイプの方に向けて文章を書く必要があるのです。大きく4つに分かれている、(なぜ・なに・どうやって・いますぐ)タイプをしっかり意識して書いてみて下さい。
具体的に分かりやすくお伝えします。例えば、あなたが飲食店で働いているとします。新人アルバイトの教育係に先輩である、あなたが抜擢されました。そのことをイメージしながら読んでみてください。
『お客様には笑顔でお願いします。』と新人アルバイトに伝えるとします。「お客様に笑顔で!」とは当たり前なので、一言で伝わるだろうと思ってしまうのですが、、、
より真面目にしっかりと行動してもらう為に、この4つの学習タイプを意識しながら伝えてみます。
まず、「なぜ?」の部分ではなぜ笑顔でなければいけないのか?ということを伝えます。
-
- 笑顔でなければお客様が嫌な気持ちになる
- もう2度と来店してくれなくなり売上げが落ちる
- イケメンや美女のお客様との出会いのチャンスを潰している…
例えば上記のようなことです。
次に「なに?」の部分で、、実際に自分が証明をしてあげます。率先しお客様に笑顔をふりまき、お客様から「笑顔を返される」ということを実際に目の前でお手本とし見せてあげるのです。
もしくは、逆のパターンで、わざと不機嫌な態度のしかめっ面で対応しお客様にブチ切れられる…ということもできます。こっちの方が強く印象には残ります。
次に自然な笑顔を作る為に「どうやって?」するのか?という具体的な方法を伝えます。
【自然な笑顔を作る為の4ステップ】
Step1:鏡の前に立ちましょう。
Step2:上の歯が8本まで開くまでカタカナの「イの形」で口を開きます。
Step3:上唇が穏やかな「Vの字」になるよう口角をあげていきましょう。(※上唇は平行でもOK)
Step4:10秒程度のキープを1日5セットをバイト前に行います。
この4ステップを行うと頬の筋肉が発達していき自然な笑顔を手に入れる事ができます。というように“具体的な方法”を伝えていきます。
最後にやり方がわかったら背中を押してあげるように今すぐやろう!っと伝えてあげるのです。
この4つの学習タイプを意識し言葉を話したり文章を書くことで、多くの方が行動を起こしてくれます。4つの学習タイプの人すべてに伝えることを心がけてください。
4-4、⑱暴露する
あなたの恥ずかしい過去などをすべてオープンにしてください。あなたの成功話や自慢話は誰も聞きたくありません。人は、自分と同じ悩みを持つ人同じように苦労してきた人そんな人を好きになります。
自分の恥ずかしかった過去をすべて暴露してください。人間味がある人の方が実は好まれるのです。
物を買うのではなく、あなたから買いたいという風にもっていくことができます。
4-5、⑲価値を提供する
メールコピー、セールスレター、チラシなどすべてにお客さまが価値と感じる情報などを提供するのです。扱っているテーマと違っていてもいいので、誰もが知りたい情報などを随所にいれていきます。
お金、セックス、健康など…思わず知りたくなるようなネタです。こんなことも知っているんだと感じてもらえるようになるので、欲しい結果(行動)を得れるようになります。
4-6、⑳ベネフィット
ベネフィットとはメリットを具体的にし日常的にイメージできる表現の事です。例えば、顔パックをするメリットは主に2つあります。
肌がキレイになる
乾燥肌から潤い肌になる
これらはメリットなのですが、これに「だから」をつけてみてください。
「肌がキレイになる」だから、、、彼氏と部屋でまったりしている時に生まれたての赤ちゃん肌のようにプルプルしているねと言われます。という感じです。「乾燥肌から潤い肌になる」だから…?これがベネフィットです。
メリットで終わらせず日常的にイメージできるベネフィットで伝えることを心がけてください。
4-7、㉑感情をいれる
泣いてください。胸の鼓動を感じてください。読み手や見込み客の気持ちを代弁すると自然に涙が頬に流れ落ちます。
「読み手の気持ちになって書く」という感情コピーを心がけてください。
書き手に感情が入らないかぎり、読み手に伝えることはできないのです。たんたんと書く文章ほど面白くないものはありません。人は感情を感じる生き物です。
・喜:ぶときには飛び跳ねたり
・怒:るときは顔が真っ赤になり
・哀:しいときには涙がこぼれ落ち
・楽:しいときには笑顔になります
誰もが『喜怒哀楽』を持っています。それと同時に人間は感情が動いた時にこそ行動を起こします。
5、まとめ
セールスコピーライティング文章術21のテクニックはいかがでしたでしょうか?もしかすると、、、「これ全部盛り込まないといけないの?」と感じた方もいるかもしれません。
そんなことはないのでご安心ください。すべてのテクニックを使わなくても十分に効果を発揮するものばかりです。まずは自然に書けるようになるためにもそれぞれのテクニックを意識した文章を書いてみることをしてみてください。
より深く理解することができ、文章術が上達する手助けになるはずです。お伝えしたことは時代に左右されない本質的なことばかりです。そしてすぐに効果を実感できるテクニックですのでぜひ、活用してみてください。
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