大山です、
ルッルールルルルル♪
ルルルールルルルルルー♪
繊細で耳に残るメロディの
「すずめの戸締まり」を鑑賞してきました。
https://suzume-tojimari-movie.jp/
あの、新海誠監督
約3年ぶりとなる新作アニメです。
大山の率直な感想は、
「これまでの新海誠作品とは、
180度違うものを描いているな、、」
でした。
あくまで、個人的な感想ですが
これまでの新海誠監督は
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災害に抗う物語
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を、描いてきたと思うんです。
『君の名は。』では、
隕石が落下し死亡してしまう
ヒロインを救うために、
時を越えて災害を未然に
防ごうとする少年の奮闘。
『天気の子』では、
豪雨災害を防ぐために
人柱となったヒロインを救う
少年の決意。
新海誠監督の作品は、
「時間」「自然」「社会」
「死」「現実」など、、
個人ではどうすることもできない
“不条理”に抵抗する少年少女を
主人公とした物語が多かった。
ですが、今回の
『すずめの戸締まり』
で描かれていたのは、
「“不条理”を受けいれ、
どう向き合っていくのか」
という、物語でした。
ネタバレになるので
多くは語りませんが、、
すずめの戸締りでは、
「地震」という災害がテーマです。
名指しではないものの、
12年前に起きた東日本大震災
と分かる描写も多数ありました。
つまり、、本作では、
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すでに起きてしまった災害
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を、描いています。
それによって心に傷を負ったり、
大切な人を亡くした人々が、
どのようにその現実を受けいれ、
向き合っていけばいいのかが
語られていました。
新海誠監督も
とある雑誌のインタビューで
こう答えています↓
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3年後では遅い!
今でないと手遅れになる
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「震災は、全ての日本人にとって
自分や世界が書き換わってしまう巨大な経験だった。
今でも、鈴芽(ヒロイン)のように
胸の中で町が燃え続けている人もいるだろうし、
まだ生々しいものとして
内側にある人も少なくないと思う。
それほどの経験を
観客と共有できなくなってしまうかもしれない。
でも今ならまだ
ギリギリ共有できると思ったのです。
高校生の鈴芽は、
僕の観客とほとんど同じ世代。
彼女の胸の中に
まだ燃えているのであれば、
それを知らない世代でも
想像が及ぶのではないか。
3年後では遅い。
今でないと手遅れになってしまうし、
今なら自分たちにも
作ることができる、と考えました。
その上で、震災孤児としての
ヒロインをどう描くかは、想像を尽くすしかなくて。
自分自身ならどうなっていただろう。
そう考えて、、、作りました。
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「すずめの戸締り」:
https://suzume-tojimari-movie.jp/
年末年始に観る映画として
イチオシです。
ぜひ、観てみてください。
もの凄く、考えさせられます。
なーんか、、聞き覚えのある
イントネーションだなと思っていたら、、
僕の地元の宮崎弁でした(笑
地元、宮崎にスポットライトが
当たるのはとっても嬉しいですね。
いつもありがとうございます。
追伸:
件名の「お返しします」の意味は
映画館で確認してください。
この一言にたくさんの想いが
込められています。
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