金持ち父さん貧乏父さん ミリオンセラーの要約を8分で紹介!

『金持ち父さん貧乏父さん』は投資やお金に対する考え方を示す、ストーリー形式のビジネス書です。著者はロバート・キヨサキ氏で、109カ国で紹介されています。この本の日本語版は2000年に出版され、この本を含む『金持ち父さん』シリーズの書籍は日本では売上340万部超の人気シリーズとなっています。

著者のロバート・キヨサキ氏は起業家、教育者、投資家であり、『金持ち父さん』シリーズの著作により世界的に有名な作家になりました。著作では『いい大学に行って良い仕事に就く』という今までの稼ぎ方が時代遅れになっていて、『お金の知識』を身につけることをすすめています。

この記事では、2013年に日本で出版された『金持ち父さん貧乏父さん 改定版』について、要約をしています。

盛大にネタバレしていますので、それでもかまわない方や、とにかく本の中身をザックリと知っておきたい方は、以下を読み進めてください。

金持ち父さんと貧乏父さんは誰なのか?

『金持ち父さん』『貧乏父さん』と2人の父さんを並べられると、両親の離婚や再婚を想像してしまいますが、そうではありません。著者の実のお父さん(貧乏父さん)と友達マイクのお父さん(金持ち父さん)が、この2人の父さんだと著書の中では言われています。

ビジネス書なので貧乏父さんをけなしているようにも見えますが、著者にきっかけを与えたのは貧乏父さんなのです。

貧乏父さんは9歳の著者に「貧乏になるのはあきらめてしまうから、あきらめないかぎり貧乏じゃない」というアドバイスを与えてくれます。ただし「自分は本当に金儲けの方法を知らない」と、自分には知識がないことを認め、「『金儲けの天才』と言われているマイクの父さんに聞いてみたら」と助言をしました。

そこから、2人の考え方を聞いてどちらが良いのか考える、著者の人生が始まったのです。

2人の考え方は正反対でしたが、著者はどちらの父さんも大好きでした。影響を与える人が1人しかいない場合はその人の考えを単純に受け入れたり否定したりできますが、2人いたことで著者は時間をかけて2人の言い分を一生懸命に考え、自分自身で決定をくだすようになったのです。

最終的に著者は金持ち父さんの生き方をすると決め、そこから30年間にわたる『お金の教育』が始まりました。その教育の中で学んだ大切な教えが、著書の中で紹介されています。また、著者が作家や投資の教育ビジネスをするようになったのは「教育者であった貧乏父さんの影響によるものだ」とも明かされていました。

金持ち父さんの大切な6つの教え

この項では、金持ち父さんの大切な教えを要約して教えごとにまとめました。

本の中ではストーリー仕立てになっていて、著者や金持ち父さんが体験した実例などもあげられています。詳細が気になる方は、本を手にとって読んでみてください。

1.金持ちはお金のために働かない

多くの人は『お金を持っていないのが恐い』という恐怖と『お金を手に入れて買いたい』という欲望のパターンにはまり込んでいます。これを著者は恐怖と欲望の『ラットレース』と呼んでいます。

また、「お金に関して無知であることが恐怖と欲望を大きくする」ため、知識や情報を手に入れるために心を開かなくてはいけません。心を開く第一歩として、下のような考え方をすすめています。

感情に支配されず、頭でものを考える

恐怖や欲望の感情のままに行動するのではなく、自分で考えを選びます。具体的には自分自身に問いかけ、ただ反応する人間ではなく、観察して考える人間になるのです。

他に道は無いだろうか?

目の前の恐怖に文句を言ったり、欲望にしたがったりするだけでは『ラットレース』から出ることはできません。「このまま働き続ける事が問題解決に最良なのか?」「自分に見えていないことが何かあるんじゃないか?」のように自分に問いかけることで、感情を断ち切ってハッキリとした頭で考えることができるようになります。

頭を使ってお金を作り出す

著者とマイクは物理的にお金を作ろう(つまり偽造)として注意されますが、それでも「お金持ちの考え方に近い」と考え方は褒められました。その後、著者とマイクは無料でお金を生み出す方法を考え出します。

これらの考え方を組み合わせて、以下のようにまとめられています。

  • 金持ちは感情の支配を断ち切って頭で考えることでお金をつくり出し、自分のためにお金を働かせる
  • 中流以下は感情のまま『ラットレース』に参加し続けてしまい、お金のために働く状態になる

2.お金の流れの読み方を学ぶ

一軒家の建築現場を見たことがありますか?

地面の中に高さ数10cmのコンクリートを埋め込んで、基礎としています。一軒家ならばこの基礎で十分ですが、高層ビルを建てる場合にはこの基礎では不十分です。

高いビルを建てたいのであれば、それに見合う強くて深い基礎が必要になるのです。

大きく稼いでその富を維持するには高層ビル建築と同じように、基礎になる『お金に関する知識』も深めて行かなければなりません。著者はこの知識をファイナンシャル・インテリジェンスと呼んでいます。

この『お金に関する知識』の中で、もっとも大切なことは『資産と負債の違いを知る』ことです。

『資産』や『負債』と聞くと「なんだかややこしそう」と思いがちですが、それほど難しく考える必要はありません。

・資産はポケットにお金を入れる
・負債はポケットからお金を取ってゆく

たったのこれだけです。9歳の著者とマイクにも理解できた内容なので、とっても分かりやすいと思います。ただし、会計上の『資産』とは考え方が違うので、注意してください。

一般的には『資産』だと考えられている持ち家も、この考え方を当てはめると『負債』になります。住んでいるだけでは固定資産税や住宅ローンを取られるだけで、お金を増やすことにならないからです。

一方、賃貸収入が安定している貸し物件を持っている場合は、毎月お金を入れてくれるので『資産』になります。

以上をふまえて、著者は世の中の人を3つに分類しています。

  • 金持ちは資産を買う
  • 貧乏人の家計は支出ばかり
  • 中流の人間は資産と思って負債を買う

だから、金持ちになりたければ『お金に関する知識』をつけて、資産を買わなければならないと言うわけです。

3.自分のビジネスを持つ

多くの人は『仕事』と『ビジネス』の区別ができていません。そのため「あなたのビジネスは何ですか?」と聞くと、「会社員です」「銀行員です」のように答えます。会社や銀行を経営しているのであれば、それは『ビジネス』なのですが、雇われている(= 他人のビジネスに協力している)ならばそれは『仕事』です。

第3の教えで本当の資産を持つことを、著者はすすめています。著者が考える『本当の資産』を次にあげます。

  1. 自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
  2. 債券
  3. 収入を生む不動産
  4. 手形、借用証書
  5. 音楽、書籍などの著作権、特許権
  6. その他の価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

一生懸命働きつつ同時に資産を増やし、金銭的に余裕ができたらぜいたく品を買っても良いでしょう。しかし、「資産を増やす前にぜいたく品を衝動的に購入してしまっては、中流以下にとどまってしまう」と、著者は警告しています。

4.会社を作って節税する

『本当の資産』を手に入れて収益を上げたとしても、放っておくと結構な割合を税金として納めなくてはいけません。しかし、世の中には税金に関する様々な制度があるため、それを利用する事で『節税』になります。ただ、個人では利用できない『節税』もあるので、会社を利用して自分を守る必要があるのです。

自分の会社をつくって『節税』に利用するには、ファイナンシャル・インテリジェンスが必要になります。ファイナンシャル・インテリジェンスとは、以下にあげる4つの『力』をさします。

  • 会計力:お金に関する数字を読み書きする能力、ファイナンシャル・リテラシーとも言う
  • 投資力:戦略と方式をつかい、お金がお金をつくるようにする
  • 市場の理解力:現在の市場を見て、需要と供給を判断する
  • 法律力:税金や会社に関する法律を資産に利用する

筆者はこのファイナンシャル・インテリジェンスを身につけてラットレースの罠からいち早く抜け出すことをすすめています。会社を作ることで、お金の流れを下のように変えることができるからです。

会社を持っているお金持ちのお金の流れ

  1. 稼ぐ
  2. お金を使う(会社の経費として)
  3. 税金を払う

会社のために働いている人々のお金の流れ

  1. 稼ぐ
  2. 税金を払う(日本だと給料から天引き)
  3. お金を使う

例をあげると自動車を持っていた場合、個人では税金を引かれた後の給料で買ったり維持費を捻出したりしなくてはいけません。しかし、会社の所有で自動車を購入すれば、購入費は会社の経費になりますし維持費も同様に経費になります。上手に『節税』しましょう。

5.金持ちはお金を作り出す

本の中では著者がどのように不動産取引でお金をつくり出したか、の実践例があげられています。詳細は長くなってしまうのでここでは深入りしませんが、この例であげられているのは通常の不動産売買ではありません。破産・倒産した人の家を格安で手に入れて、欲しがっている人に市場価格よりも少し安く転売しています。

さらに、その儲けた利益も会社組織を利用することで、法律的に許された経費として『節税』しているのです。

この例のおどろくべき所は、最初の頭金ですら友人から借りていることです。つまり、著者の出資金はゼロで転売利益を手に入れています。慎重な人は「家が売れなかったらどうしよう」「お金を返せなかったらどうしよう」と考えて、尻込みしてしまうかもしれません。

著者は「成功を邪魔する最大の要因は、過度の『恐怖心』と『自信のなさ』」「度胸のある人の方が成功への道を先へ進んでいく」と、お金をつくり出すには少し度胸が必要であることを示しています。

以上の話を聞くと「自分も不動産投資してみよう」と思うかもしれませんが、著者は不動産投資をすすめているわけではありません。どうやら『金持ち父さん貧乏父さん』の初版を読んで、学ぶ前にいきなり不動産投資して失敗した人が結構いるようです。不動産について知識を増やしたり学んだりするのが楽しければ、リスクを理解した上で投資するのが良いでしょう。

著者がしたように、投資案件を自分でつくり出すには、3つの技術が必要だとされています。

  1. 他の人が見過ごすチャンスを見つける技術
  2. 資金を集める技術
  3. 頭のいい人を集めて組織する技術

この3つの技術を伸ばすことで、リスクを知りうまく乗り越えることが可能になるのです。

6.お金のためではなく学ぶために働く

著者は感情に支配されたまま働き続けることを『ラットレース』と呼んでいますが、仕事として働くことを全て否定しているのではありません。

「毎日していることが何に行き着くのか? 」と人生の先を考えて、学ぶために働くことをすすめています。この学ぶというのは、一般的な学校の勉強ではなく、あなたの資産を増やす方法を学ぶことです。上に出てきた『お金のために働かない』を、ここでも一貫して守っています。

学ぶために働く場合、身につけるべきもっとも大事な技術は『売る能力(セールスとマーケティング)』です。

この技術を身につけることで、その他の技術と組合せて稼ぎを生み出すことができるようになります。その基本は他人と意思を疎通させる能力で、コミュニケーション能力と言い換えても良いでしょう。

まとめ

ロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん貧乏父さん』の概要、いかがでしたか?

著書に出てくる6つの教えを中心にまとめましたが、これらの教えは『解答』ではなく『指針』であると著者は明言しています。「言われたからする」のではなく、教えの中にあるように「自分の頭で考えて行動する」ことを心がけてください。

また、上でも少し取りあげましたが、著者は「不動産投資をせよ、株式投資をせよ」と言ってはいません。「学んで、あなたなりの資産(= 自分のビジネス)を手に入れろ」と言っているのです。

ただし、1つ注意点があります。

著者は『資産』を増やし自分のためにお金を働かせることを強くすすめていますが、すべての人にそれが最適だとは言えません。

個人の価値観の違いがあるため、従業員の働き方・生き方がもっともしっくりくる人も当然います。あなたが「今の働き方から抜け出したい!」と強く思ったのであれば、ぜひ行動に移してみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

清水龍

兵庫県在住のセールスコピーライター。環境関連のコンサルティング会社に入った事がきっかけで、提案内容を人に伝える方法や分かりやすい文章の書き方におもしろさを感じるようになる。多忙をきわめる仕事の中、ライフスタイルの見直しを模索中にセールスコピーライターという職業を知った。「文章術で人に役立つことをしたい」気持ちが強くなり、一流のセールスコピーライターになることを決意。サイト運営者である大山さんの元でコピーライティングの指導を受け、奮闘中である。