「本業の収入の他に、不労所得があれば生活が楽になるのに」と考えている方も多いかと思います。そして、「自分にもできる方法があれば実践したい」と思われているのではないでしょうか。
しかしながら、ネットで出回っている不労所得の情報は怪しいものも多く、不労所得について正しい認識を持つのが難しくなっているのが現状です。
そこで、本記事では不労所得の本来の意味や、どのように作っていくのかということを解説していきます。不労所得について正しい認識をつくることから、生活を豊かにする一歩を踏み出しましょう。
不労所得とはなにか? 誤解を解消する
そもそも「不労所得」という言葉はいつから使われ始めたのでしょうか?
これはロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん、貧乏父さん』を英語から日本語に翻訳をするさいに「パッシブ・インカム」という言葉が「不労所得」と訳されたことで普及したと言われています。
「パッシブ」は受動という意味なので、直訳すると「受動所得」です。不労所得というと全く働くなくても所得が入ってくるイメージですが、実際はそうではありません。受動的に収入が入ってくるように、仕組みを構築するというのが本来の意味合いです。
完全に不労所得というのはない?
上述したように不労所得とは受動所得であり、一度つくればある程度の間は報酬をもたらし続けてくれます。しかし、完全に不労ということはなく、作りだすときには労力が必要です。また、定期的にメンテナンスが必要になることが多いと覚えておいてください。
たとえば、不動産の家賃収入は管理や修繕に手間がかかります。また、本の印税にしても定期的にPRしなければすぐに売れなくなってしまうと考えられます。
このように実は、全く働かずに得られる「不労所得」というのはありません。しかし、作る価値は十分にあります。はじめに労力は必要ですが、一度つくってしまえば長期的に安定した収入をもたらしてくれる可能性が高いからです。
不労所得を大きくわけると2種類
不労所得には大きくわけると2種類あります。それは、元金が必要なものと元金がなくてもできるものです。それぞれ解説していきます。
元金が必要なもの
元金が必要なものは、初期投資が大きくかかるものです。たとえば、不動産投資や株式投資などはある程度の資金がなければ大きく稼ぐことはできません。
不動産であれば、土地や物件を購入する資金が必要です。株式投資は少額でも始めることはできますが、その分利益も少なくなるので、まとまった資金がなければ難しいでしょう。
特に投資系のものは不労所得をつくるために、まとまったお金が必要です。しかし、逆にいえばお金さえあれば短期間で不労所得をつくりだせる可能性が高い方法といえます。
元金がなくてもできるもの
元金がなくてもできるものは、主にITを活用したものやスキルを活かしたものです。
インターネットに接続できる環境とPCがあれば、大きな資金を必要とせずにはじめられます。また、スキルも個人に身についているものなのでお金がかかりません。
たとえば、ブログで商品を紹介して、その商品が売れた時に報酬をもらう「アフィリエイト」やプログラミングのスキルがあれば、ウェブアプリケーションを作って利用料を受けることもできます。
このように元金がなくても、インターネット上に不労所得を生み出す仕組みを構築していくことで不労所得を生み出せます。ただし、仕組みができ上がるまでに時間がかかるため、コツコツと継続するスキルが一番重要といえるでしょう。
不労所得を作る方法
ここからは、主な不労所得を作る方法について3つほど具体的に解説していきます。ぜひ、自分にあった方法を探してみてください。
1.アフィリエイト
アフィリエイトはネット上につくったサイトで他社の商品を販売して、販売手数料をもらう仕組みです。たとえば、読んだ本の感想と一緒にアマゾンのアフィリエイトリンクを貼って、そこから購入された場合に数%の販売手数料がもらえます。
アフィリエイトは全く稼げない人もますが、年間1億円稼いでいる人もいるという幅の広いビジネスです。「どういったものがアフィリエイトで扱えるのか?」というと、ほどんどの商品を扱えるといってもいいでしょう。
ただし、それなりの収入を得るためには高単価の物を扱う必要があります。たとえば、クレジットカード、FX、転職などです。しかしながら、これらのジャンルはライバルが多いためより対象を絞ったり、ズラしたりなどの戦略が必要になってきます。
アフィリエイトの方法としては、2つあります。SEOを使うかPPCを使うかです。
SEOを使う方法
SEOというのは、検索エンジンの検索結果の上位に表示させるための施策です。読者のためになる記事を書いて、検索経由で訪問してくれた方に商品を販売します。
PPC広告を使う方法
PPC広告は、検索したときに上位に表示される広告のことです。広告費を支払って検索したときに目にしやすい位置に商品記事などへのリンクを掲載します。
アフィリエイトの紹介手数料で稼ぐためには、参入ジャンルの選定やライティング力を磨く必要があります。たとえ稼げるようになっても、ライバルが多いため更新し続けないといけません。とにかくコツコツと継続できる人には向いているといえます。
2.セールスコピーライティング
インターネット上で商品を購入するときに、文章がたくさん書かれた縦長のページをみたことがあるのではないでしょうか。あの文章のことをセールスコピーと言います。
セールスコピーは優秀な営業担当者の代わりです。さらに、販売者が寝ているときでも休まずに商品を売り続けてくれます。
当然、どんな文章でもいいはずはありません。セールスコピーを読んでくれる人のほどんどは実際に会ったこともない人です。その人を文章に引き込み、信頼してもらい、購入してもらうわけですので高いスキルが要求されます。
だからこそ、結果が出せるセールスコピーライターは報酬も高額です。ジャンルにもよりますが、製作費用50万円 + 売上の20%という契約で報酬をもらうこともできます。
この売上の20%というのが不労所得となり、同じセールスコピーを使い続けている限り毎月報酬を得られるのです。
セールスコピーを習得するのは大変ですが、優秀なセールスコピーライターになれば書くたびに不労所得をつくることができます。文章を書くのが好きで、商品を販売するのも好きという方には向いているでしょう。
3.不動産投資
一般的に不労所得というと真っ先に思い浮かぶことが多いのが、不動産投資ではないでしょうか。
不労所得という言葉が流行るきっかけとなった『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキの意見で「ビジネスへの投資がうまくいったら不動産投資を初めて、最後に株式投資に手を出すのがよい」というのがあります。
そもそも土地や物件を購入するためには初期投資が大きくかかるため、ロバート・キヨサキ氏が言うように、ビジネスを成功させてまとまった資金が確保できてから始めるのがよいでしょう。
しかし、すでに資金がある場合や不動産投資への興味が強いならば、取り組んでみてください。数年はかかりますが、勉強しながら実践することで手堅い不労所得をつくることができるでしょう。
まとめ
不労所得の正しい意味や、どのようにすれば作っていけるのかというイメージができたのではないでしょうか。
不労所得をつくるうえで大切なのは継続です。不労所得は全く働かずに収入を得られるわけではなく、計画的に作り上げていく必要があり、作ったあとにも継続的に関わっていく必要があるためです
よって、楽に稼げるわけではありません。しかし、自分に合う方法で仕組みをつくることができれば、少ない労力で安定的な収入を確保できる可能性がありますので、やってみる価値は十分にあるといえるでしょう。
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