セールスコピーライターやブロガーなど、文章で収入を得る職業はたくさんあります。しかし、スタート地点でこのように悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
- 「頑張って書いた文章のアフィリエイトリンクがクリックされない」
- 「サイトへの訪問者数が増えない」
- 「どうしたら、自分のブログを読んでくれるのか」
実は、あるポイントに気をつけて文章の改善をすることで、最初から最後まで、読まれやすい文章に変えることができます。
では、その読まれる文章にしていくには、どうしたらいいのか考えていきましょう。
読まれない文章と改善ポイント
まず、頭に入れておいて欲しいことは、読み手はすべての文章を「読まない」ということです。読み手の気をひけなければ、すぐに読むのをやめてしまいます。
読まれない文章をいくつか見てみると、共通点があることに気がつきます。以下にあげる項目が読まれない原因となる代表例です。
- 見出しや書き出しにインパクトがない
- 漠然と大衆に向けて書いている
- 自分の書きたい文章になっている
- 文章として読みづらい
では、どうすれば読まれる文章に変えられるのでしょうか? 上にあげた代表例の読まれない理由と改善方法を解説いたします。
”見出しや書き出しにインパクトがない”の理由と改善する方法
お笑いで言えば、「つかみ」がないということです。お笑い番組を見ていて、つかみがないお笑いほど、見ててこっちが恥ずかしいなんてことはよくあります。また、淡々と話が続き、つかみがなく、ほとんど滑りまくりみたいな新人お笑い芸人さんっていますよね。そんな感じだと、チャンネルを変えてしまうんじゃないでしょうか。
チラシで言えば、キャッチコピーの部分で、そこにインパクトがないと瞬殺でゴミ箱行きになるということです。ブログやメルマガで言えば即、✖️ボタンを押されてしまいます。
たとえば、見出しは、問題提起をする、結果を見せてあげることで読み手はピクッとします。以下の表現だとどうでしょうか?
「これを3日試しただけで5キロのダイエットに成功!?」
「このトレーニングを1週間続けただけで、大根が下ろせるぐらい腹筋がバキバキになった」
このような表現にすると、その後を読み続けたくなりませんか。
”漠然と大衆に向けて書いている”の理由と改善する方法
文章を書くときは、大多数向けに書いても、言いたいことがぶれてしまい、誰のことを言ってるのかわからない文章になってしまいます。そのため、読んでもらいたい人物を設定します。この人物は仮想の人(ペルソナと言います)で、あなたが書く文章のターゲットとなる人です。
ペルソナは、仮想の人とは言いましたが、できるだけ具体的に設定することです。いくつか例をあげてみます。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 職種
- 家族構成
- 年収
- 趣味
- 悩み
なるべく具体的に人物像を設定してあげると、頭の中でその人を想像しやすくなります。ダイエットに興味がありそうな人物として、このような人がいたらどうでしょうか。
- 年齢は30代半ば
- 女性で婚活中
- 事務をしている派遣社員
- 独身
- 年収は300万円弱ぐらい
- 趣味は、外食好きで、色々なおしゃれなお店で友達と食べ歩きが好き
- 最近、お腹のぜいにくが気になる
そこそこ興味を持ってもらえそうですよね。このように、本当にいる人、または過去の知り合いでもいいです。設定した人はその時困っていた〇〇さんという固有名詞でも構いません。一番良いのは、ペルソナを設定しようとした時に、まさにその人の顔が想像できる、実在の人物です。
逆に、ダイエット商品について売りたいと思っているのに、以下の例にあげたようなペルソナだったら、反応があるでしょうか?
「細身で、腰がキュッとくびれている人いて、肌ピチピチでたるみもないスタイリッシュなキャリアウーマン」
すぐに、ダイエット商品が欲しいと感じているペルソナと言えません。文章内容に興味がありそうなペルソナを設定しましょう。
”自分の書きたい文章になっている”の理由と改善する方法
自分のこと、自慢話などスポットライトを自分にあてた文章を書いていたら要注意です。あなたが有名人や著名人ならそれでも良いのですが、一般人でしたら個人的な内容に興味を持ってもらうことは難しいでしょう。
ネットビジネスでプログラミングスキルを学びたいと検索をしたブログに、「私は、プログラミングが得意です。言語もHTML,CSSは当たり前、RUBY,PHPなんかもスラスラ書けます。これだけできれば仕事は取れます。」という自慢話があったら、読み進めてはくれないでしょう。
ここは、読み手が悩んでいることについて、読み手目線で書いてあげないといけません。
以下のように、読み手が悩んでいることに対して文章を書いてあげると、自分のことを言ってくれていると想像できて、読みやすくなります
「できれば、ネットビジネスでは、プログラミングのスキルは重要です。まずは、最初は、初歩的なHTML,CSSからはじめてみて、本を1,2冊読んでみましょう。それだけだと挫折してしまうので、ネットでPROGATEというプログラミングサービスを試してみましょう。無料で受けることができます。」
自分が書きたいことではなくて、読み手の視点で文章を書くようにしてください。
”文章的に読みづらい”を改善する方法
これは本当に基礎的でもありますが、これらの要素があると、読んでる方も疲れてしまって、読むのを諦めてしまいます。これは文章を読むリズムも壊してしまいます。
少し意識すれば簡単に変えていけますので、すぐに実践できると思います。
特に以下の文章表現は読みづらくなります。
「1つの文章がやたら長い」
「同じ語尾を続ける」
「漢字が多い」
「専門用語が多い」
それでは、1つずつ解説していきましょう。
1つの文章がやたら長い
「、」で区切って、一文が長い文章は、とても読みづらいですね。次の例文を読んでみてください。
「コピーライティングを学ぶ上で、重要な勉強法で、写経というものがありますが、自分の気に入った人のセールスコピーをひたすら書き続けることで、その人の書き方を真似て、その人のスタイルを学ぶことができます」
長ったらしいですよね。このように、一文を「、」でつなげてしまうと、読んでる人は途中で何を言ってるかわからなくなります。では、これを次の文章のようにしてみます。
「コピーライティングで写経とは、お手本になる方の文章を書き写すことです。写経をすることで、その人のスタイルを学ぶことができます。」
このように「。」で区切った文章で簡潔に書きましょう。
同じ語尾を続ける
「〜です」ばかりを続けたり「〜でした」などを続けたりの文章は、小学生の作文っぽくなってしまいますので、気をつけましょう。たとえば、このような文章です。
「私はコピーライターです。コピーライターは、文章を書くだけが仕事ではないです。マーケティングも大事です。」
単調な表現になってしまうので以下のように、語尾を変えると印象が変わります。
「私はコピーライターです。コピーライターは、文章を書くだけの仕事ではありません。マーケティングも大事になります。」
漢字が多い
漢字の多い文章も読みづらさを感じます。小説や学術書ならいいですが、途中で「この字はなんだった?」などと考えてしまうので、リズムが悪くなりますし、中国語を読んでるような印象になります。
たとえば、このような文章です。
「何時もブログを御覧戴き、有り難う御座います。私は沢山の本を読んで、色々な知識を学んできました。又、読み易い文章を心掛けて、丁寧に書いていきます。」
上記と同じ内容を漢字控えめで書いてみましょう。
「いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。わたしはたくさんの本を読んで、いろいろな知識を学んできました。また、読みやすい文章を心がけて、ていねいに書いていきます。」
このように漢字をそれほど使わないようにしてみると、ストレスを感じることなく読めると思います。
専門用語が多い
専門用語やビジネス用語の多い文章は、とても読みづらいです。
このような例文はどうでしょうか。
「セールスコピーライターは、セールスコピーを書くときに、クライアントとのコンプライアンスを守ること、コペティターの調査をすることにコミットする必要がある」
極端にすべての言葉を日本語に変えるのも良し悪しですが、一般の人が読んでも理解しやすい言葉を使ってください。以下のように書き換えてみます。
「セールスコピーライターは、セールスコピーを書くときに、顧客との規則を守ること、競合他社の調査をすることに責任をもつ必要がある」
小学生が読んでも、理解できる文章を意識してみてください。
今まであげてきた「読まれない文章」を書いていた場合、意識して「読まれる文章」に変えてゆきましょう。
読み手を文章に引き込む優れたフォーミュラ
この項目は、セールスレターやランディングページなどで、販売を促すような文章を書くときに使うと良いです。
セールスレターなどを書く時には、ストーリーを組み込むことで、すごくパワフルに相手を引き込むことができます。子供の頃を思い出してください。お母さんが、寝る前に昔話やおとぎ話を読んでくれませんでしたか?
人は、子供の頃から、ストーリーで語られると、自分が主人公になった気分になって、引き込まれていきます。それは大人になっても変わりありません。この文章を読んでいる方も、映画や小説、漫画などを読みますよね。ストーリー調に書かれていると、続きが読みたくなります。そこが、ポイントです。
ここでは、7つの手順に沿ったストーリーのフォーミュラ(方式)をお教えします。
- 相手と似ているスタート地点で書く
- 失敗経験を書いていく
- それに遭遇した出会いやひらめきを書く
- 成功を繰り返した体験を書く
- ステップバイステップでやっていくことを書く
- これを試した他の人もうまくいったことを書く
- 次はあなたの番ですと後押しをする
例をあげると、「男らしく筋肉をモリモリつけたい」という願望があったとします。そこに行き着く過程をこの7つのステップを意識して、構成してみます。
ステップ1
相手と似ているスタート地点で書く
「ぶよぶよで三段バラな体」「会社で制服を着替える時に鏡を見て、色白でブタのような体で恥ずかしい」という書き出しで始めます。単純に「体が太っています」では共感されません。相手の悩みが具体的に思い描けるように書いてください。その時、こんな状況だったとすぐに想像できるようにします。
ステップ2
失敗経験を書いていく
「最初は1ヶ月で痩せれますというシャツをきたけれど、全く現状維持でした」
「芸能人愛用のEMSを使ったけれど、それは時間の無駄でした。」
このような失敗談を話してゆきます。
ステップ3
それに遭遇した出会いやひらめきを書く
「あれ、このトレーニング法と食事法を取り入れたら、筋肉がついてきたな」と、このノウハウをやっていたことで、出会いとひらめきを感じます。
ステップ4
成功を繰り返した体験を書く
「この方法を試していたら、あっという間に体重が1週間で3キロ落ちました」「立っていて足元をみたら、お腹が邪魔で見えなかった足先が5日後には、見えるようになってきました」
このような成功体験を書いていきます。
ステップ5
ステップバイステップでやっていくことを書く
「この方法を使っていけば、確実に体重が落ちて、筋肉をつけていくことができるぞ」という成功体験をパターン化してシステムとして組み込みます。
ステップ6
これを試した他の人もうまくいったことを書く
「システム化したものを、他の人にやらせてみたら、試した人がどんどん体つきが変わっていった。」というような再現性があることを伝えます。
ステップ7
次はあなたがチャレンジする番ですと後押しをする
「ここからは、あなたがチャレンジしてください」と言って後押しをしながら、商品を案内します。
ストーリー調の書き方は必須ではありませんが、ストーリーを入れることでもっと引き込まれる文章になるでしょう。
もし、ブログなど、このような7つの手順を使わなくても、ストーリー仕立てで書くだけでも反応が違ってきます。時々、映画や小説、漫画などのストーリーのあるものを鑑賞しておくと勉強になります。
まとめ
このように、文章は読み手のことを考えて書くことが大事です。
今日はポイントを絞って解説しましたが、それ以外にも読み手を引きつける文章を書くテクニックはいくつもありますが、まずは、ここでお教えしたことを意識してください。
常に、読み手のことを考えて書くことで、読まれる文章が書けるようになれば、これからあなたのブログにも多くの読者が集まってファンが増えることでしょう。
今回は、読まれない文章を読まれる文章に書き変える方法を解説しました。このことに気を配ることで、読み手の立場になって、読みやすい、途中で離脱しない、最後まで読んでもらえる文章になるので、意識してみてください。
また、必ず一度書いたら、何度も読み返してくださいね。何度か読み返すうちに、さらに良い文章に変わってきますよ。
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