今日のテーマは、誰もが気になってしょうがない『アフターコロナで生き残る職業7選』についてお伝えしていきます。
今後のコロナの動き
緊急事態宣言が5月25日に全国で解除されました。ですが、忘れはいけないのは、まだ新型コロナのワクチンや治療薬は開発されていないということ。海外ではロックダウンを段階的に解除する国も出てきましたが、第2波を避けるために、海外旅行の規制はしばらく解除されないでしょう。
「コロナがおさまったら、 安い航空券で海外旅行に行こう!」と考えている人もいると思いますが、しばらくは国外に出られないと思っていてください。
新型コロナの特効薬やワクチンが開発されるまで、数年間は元の社会に戻ることはない。個人的には、そう思っています。そのくらい、最悪の状況を考えて行動しないと、生き残れない社会になってきています。
民間調査会社の東京商工リサーチによれば、日本で新型コロナの拡大で倒産した企業が6月28日現在で280社を越えました。しかも、そのうちの約4割を宿泊業と飲食業がしめています。緊急事態宣言による移動や外出の自粛がもろに経済活動へ影響しはじめています。
コロナの悪影響が長引けば、多くの企業がバタバタと倒産し、世界恐慌に匹敵する不況になることはもう避けられないでしょう。
でも、これだけ広まった新型コロナを完全に退治することはできません。これからは、新型コロナと一緒に生きて行くしかないんです。毎年はやるインフルエンザと同様に、新型コロナも第2波、第3波と、流行の波が何度か訪れるでしょう。そのたびに、経済活動が冷え込むのは確実だと考えられます。
コロナによって起きた変化
ただ、新型コロナの影響により、飛躍的に伸びている分野があります。
たとえば、インターネットを利用するビジネスです。今までは亀や牛くらいの速度でしか進んでいなかったデジタル化やオンライン化が、急激に進んでいます。
こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、新型コロナの影響を踏み台にして成長している分野なんです。このような、コロナの影響をバネに柔軟な対応をすることで成長が予想される職業が他にもあります。
そこで、この記事では、コロナでも負けずに生き残る可能性のある職業を紹介します。
- 「自分の仕事がコロナに負けないか不安」
- 「ビジネスがコロナで生き残るためのヒントが欲しい」
このようなアフターコロナの世界に目を向けはじめた方は、ぜひ、最後までご覧ください。「この記事を見ていて本当に良かった!」と、飛び上がってしまうほどの有益な情報をお届けします。
ただ、あなたの時間を無駄にしたくないので、お伝えする内容を厳選して、できるだけコンパクトにまとめています。こまかいところまで見逃さないように、最後まで集中しご覧ください。
それでは、アフターコロナでも生き残る職業について、お話ししていきます。
1.オンラインに切り替えられる職業
1つめは『オンラインに切り替えられる職業』です。
新型コロナにうつらない、うつさないためにもっとも簡単にできることは、『人と会わない』ことです。それだけで、新型コロナ感染リスクをほとんどゼロにすることができます。
そのため、会社に行かなくてよい、自宅でできる内容は自宅でするように切り替わっていきます。今までのように、決まった時間に職場に行くのではなく、メールや電話、ネット会議でのコミュニケーションが中心になるでしょう。
緊急事態宣言でテレワークがはじまり、満員電車のギュウギュウ詰め通勤がなくなって、「前からテレワークしてくれたら良かったのに!」と思っている人も、多いのではないでしょうか?
どうしても必要な場合のみ出勤するように、切り替えることで、時間を有効に使うことができます。
ただ、すべての人がオンライン化やIT化できているわけではありません。オンラインの切り替えにともなって、急速なIT化やオンライン化をサポートできる職業もしばらく必要になるでしょう。職業の具体例をあげると、
- 仕事内容をIT化、 オンライン化できる『事務職』
- オンライン化をサポートできる『通信業』
- 自宅での作業効率を上げるために『パソコン販売業』や『パソコンサポート業』
- また、外出しない生活を支えられる『運送業・配達業』
も、これからもっと伸びるでしょう。
2.会わずに会うシステムを使える
2つめは、『会わずに会うシステムを使える』職業です。
出勤時間が減ることで、1日の中で自由に使える時間が今よりも増えます。また、長距離の移動や外出をひかえる傾向が続くので、暇を持て余すようになるでしょう。暇とは言っても、倒産数が増え、先行きが不透明な世の中なので、学びや資格習得、複業のような新しい稼ぎ方を考える人が増えると予想されます。
ただ、対面での学びはしばらく敬遠されるため、『ウェビナー』と呼ばれるインターネット越しのセミナーや会員制の動画視聴など、家にいながら学べるシステムが盛んになるでしょう。
これは、知識の取得だけに限りません。体力づくりや健康面のサポートも『ウェビナー』を使えば可能になります。
「何だか難しそう」と思うかもしれませんが、実はそんなに難しくはありません。あなたが見ている『YouTube』でもライブ配信が可能なんです。
現在、YouTubeはネット上の娯楽としてよく知られていますが、まじめなセミナーをやってもまったく問題ありません。パソコンにカメラとマイクがついていれば、動画記録は可能ですし、ライブ配信もできます。
ただ、見やすい動画にするためには、少し編集技術が必要になるでしょう。このような職業の具体例をあげると、
- 動画を撮影して、配信する『YouTuber』
- YouTuberをサポートして動画の編集ができる『動画編集業』
- 今まで対面で行っていたことをオンライン化できれば、
『コンサルタント』や『コーチ』、『トレーナー』、『学習塾』
なども まだ、生き残ることが可能な職業です。
むしろ、限定公開動画なら、受講者の都合に合わせて学ぶことができるので、今よりも喜ばれるかもしれません。
ちなみに、僕のしている『セールスコピーライター』という職業は『コンサルタント』や『コーチ』に近い職業です。現在はそこに『YouTuber』を組み合わせて、売上アップにつなげています。
3.三密にならない体験・利用ができる
3番目は、『三密にならない体験・利用ができる』職業です。
わざわざ説明しなくても良いかもしれませんが、『三密』とは、新型コロナに感染しやすい場所や行動のことで、
- 窓がない、換気ができない『密閉した空間』
- 人がたくさん集まったり、近い距離で集まる『密集する行動』
- 複数人が手の届く距離で運動や会話、歌うなどの『密接した行動』
これら3つの『密』を指して『三密』と呼んでいます。
今は世の中が自粛ムードになっているので、色々なイベントの中止や施設の休業が続いていますが、ずーっと休んでいるわけにはいきません。コロナに感染しなくても、収入を断たれてしまえば、人間社会は経済的に死んでしまうのです。
あなたもそろそろ、イベントに参加したり、レジャー施設に行ったりしたいですよね?そんな自粛疲れでストレスがたまっている人達のために、三密せずに体験・利用ができるようになれば、営業を続けることが可能になります。
つまり、できるだけ三密の逆になるような内容にしていくと言うことです。
- 換気をしてクリーンな空気に入れ替えられる空間
- 空気が入れ替わりやすく密集しづらい、屋外などの広い空間
- 不特定の人が集まらないように、個人あるいは家族単位での利用
今までとは大きく営業形態が変わってしまいますが、このような対策ができれば、新型コロナ感染リスクを減らせるようになります。
具体的な職業の例をあげると、
- 『屋外型のテーマパークや遊園地、動物園』など
(ただし、密集・密接させない工夫が必要になります。) - 換気がしっかりできて、密集・密接させなければ
『屋内型の施設やイベント業』 - また、このような業種をサポートするために、
「新型コロナ発生保険」など、
もしもの事態をサポートできる『保険業』は絶対に必要です。
4.機械に代行してもらう
4番目は『機械に代行してもらう』職業です。
仕事の内容によっては、どうしても複数人が密集・密接してしまうことがあります。人が集まることは新型コロナ感染のリスクが増えるため、可能であれば機械に人の代わりをしてもらうようになりつつあります。
ここで言う機械とは、ロボットやドローンなど、人が離れたところから操縦できたり、人が命令することで、自動的に動いて目的を果たしたりします。たとえば、病院で使われている手術支援ロボット『ダヴィンチ』は、インターネットと組み合わせて、お医者さんが離れたところから患者さんの手術が行えるようになっています。
もともとはお医者さんの負担を減らすシステムでしたが、新型コロナ感染のリスクを減らすことにもつながっています。このような技術に関係する職業がこれからももっと必要とされるでしょう。
具体的な職業をあげると、
- ロボットやドローンの動きを制御する『プログラマー』
- それらの設計や操縦に関する『技術者・操縦者』
- 人間の操縦をサポートするARやVRの『技術者』
も合わせて伸びて行くでしょう。
5.新型コロナ対策ができる
5番目は『新型コロナ対策ができる』職業です。
先ほど「『三密』を避けて行動しましょう」と言いましたが、どうしても三密を避けられない場合があります。避けられない場合は、ウィルスがいると思って対策をしなければなりません。そのため、消毒や洗浄、空気清浄を行える職業が必須になります。
また、密閉・密集を防ぐために、生活スタイルの変化が予想されます。人が密集しやすい都会から人がまばらな地方へうつる人も増えるでしょう。ただし、経済は冷え込んでいるため、今までのように新しい建物を作るのではなく、中古物件の利用や空き家の再生が盛んになるでしょう。
具体的な職業をあげると、
- ウィルスや消毒の知識がある 『病院や薬局』
医療機関がなければ、コロナ対策ができません。
- その他に、消毒や洗浄をおこなえる 『清掃業』
- 人の移動に関しては、住宅の改築やリノベーションができる『建築・不動産業』
が必要とされるでしょう。
6.心の安定
6つめは『心の安定』に関係する職業です。
新型コロナのような、未知のものに対しては、先が見えない、漠然とした不安が社会全体をおおいます。体が健康であっても、心が落ち着けなければ、不安で心から病気になってしまう人もいるのです。
この不安を落ち着かせるために、精神的な支えや心の安定を求める人が多くなります。あなたも、
- 「自分の生き方について、誰かに背中を押してもらいたい」
- 「悩みを聞いてもらうことで前を向けるようになった」
このように思ったことがあるのではないでしょうか。
近くに何でも気軽に相談できる人がいれば良いのですが、運悪く、めぐり会えない人もいます。そんなときに、不安な心に寄り添える職業が注目を集めることになります。具体的な職業としては、
- 日本人の生活に根づいている仏教や神道、
他にもキリスト教などの『宗教』。 - 精神的な面から人をサポートする、占い師やヒーラーなどの
『スピリチュアル系コンサルタント業』 - 心理学をベースにした専門的な手法を使って悩みの解決をサポートする
『メンタルトレーナー』
7.家族とのふれあい
最後の7番目は、『家族とのふれあい』に関係する職業です。
三密を避けるように行動するとさっきも言いましたが、それは他人同士の話です。常に同じ家で暮らしている家族については、そこまで徹底した三密を取ることは難しいでしょう。むしろ、家族くらい大事な人達とは直接会って話をすることで、ストレスの緩和が期待されます。
そのような社会が当然になってくると、家族がいない人は、直接的なコミュニケーションが取れないことに不満がでてくるでしょう。
気がねなく密集・密接できる家族が欲しくなる人が増えると予想しています。
具体的な職業としては、
- 結婚相手を見つけるための『結婚あっせん業』
- 日本ではまだ多くありませんが、欧米の流れを追うように
これからは『養子縁組』も増えそうです。 - また、心を癒やしてくれる家族を増やすと言う点では
『ペット産業』も生き残る職業と言えます。
人間関係が煩わしい人にとっては、究極の癒やしとも言えるでしょう。 わが家でも最近、家族に猫ちゃんが増えました。もしかしたら、 新型コロナの影響が大きかったのかもしれません。
まとめ
『アフターコロナでも生き残る職業7選』いかがでしたか?
ここにあげられなかった職業のすべてがダメだと言うわけではありません。コロナでも生き残れる7つの条件を取り入れることができれば、格段に生き残る可能性が高くなります。
あなたのビジネスや職業でも今回お伝えした『7つの条件』を取り入れられないか、アフターコロナに向けて考えてみてください。今回お伝えしたことは、僕の個人的な意見や予想もふくまれています。そのため、すべての予測が現実になるわけではありません。そのことだけはご理解ください。
とは言っても、「しばらくしたら、2019年までの元の日常が戻ってくるだろうな」という、甘い考えは葬り去ってください。アフターコロナではこれまでと違う世界になると、心に刻んでおいて欲しいんです。
『心が変われば、行動が変わる』という、心理学者ウィリアム・ジェームズの名言がありますが、これまでと同じ気持ちでいてはダメだと言うことを覚えておいてください。
時代の変化に適応し、自分を信じて突き進むこれらができた職業だけが、最終的に生き残ることができるでしょう。
今、世界中がほぼ鎖国のような状態になり、みんなつらい思いをしています。とても異常で困難な状態です。そんな中でも、変わる決意と信じる気持ちをもって前に進んでいきましょう。
本日お伝えした『7つの生き残る職業』が参考になれば嬉しく思います。
今回の記事を動画にしました。こちらもぜひご確認ください。
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