【初心者必見】ネットショップでアパレルブランド立ち上げの7つの手順とコツを解説!

  • アパレルブランドを立ち上げたいんだけど…
  • 情報が多くてどれを見ればいいのか分からない
  • ネットショップって初心者でもできるの?

ファッションに興味がある人が、個人で「アパレルブランドを立ち上げる」ということも珍しいことではなくなってきました。しかし初心者が「結局何から始めればいいの?」と始めの一歩でつまずいてしまうケースが非常に多いのが現状です。

そこでこの記事では、ネットショップでアパレルブランド立ち上げ、そして稼ぐ方法を初心者にも分かりやすく解説します。ネットショップ、アパレルブランド立ち上げの手順からネットショップのメリット・デメリットまで詳しく説明します。

この記事を読めば「ただファッションが好きな初心者が、オリジナルブランドでお金を稼ぐまでに必要な手順」が全て分かります。ぜひ最後まで読んで下さい。

ネットショップでのアパレルブランド立ち上げとは?

そもそも「ネットショップでのアパレルブランド立ち上げ」とはどういうビジネスなのでしょうか。簡単に解説していきます。

ネットを使ったアパレルブランド立ち上げとは、商品開発や生産、プロモーション、販売など、業務のほとんどをネット上で完結させてしまうようなスタイルで行うことを意味します。

しかしながら、実際に在庫を保管する場所の確保や、商品が売れた際の発送作業など、一部の工程で「場所」が必要という特徴があります。完全に場所を選ばずに行うことができるビジネスではありません。

ネットショップで行うにあたって、実際に店舗を構えることはありません。必然的に、訪れる人に接客をすることもせずに商品を売ることになります。とは言え、人とのコミュニケーションをせずに全ての業務をこなすことができるわけではありません。アパレルブランド立ち上げの代表として、買い手に対して文字ベースでのアフターサービスや、商品を生産してくれる人とのコミュニケーションは必要になります。

上記したネットで始められる性質や初期投資の少なさなどから、気軽に始める人も多くいるのが現状です。

なんとなく「ネットショップでのアパレルブランド立ち上げ」についてイメージできたでしょうか?ここからは、アパレルブランド立ち上げをおすすめしたい人について解説します。

アパレルブランド立ち上げはこんな人におすすめ!

ネットショップでのアパレルブランド立ち上げは、こんな人におすすめです。

  • 自分の個性をお金にしたい人
  • ファッションが好きな人、トレンドに敏感な人
  • デザインが得意な人

ファッションブランドを立ち上げる上で、とても重要なのは商品のオリジナリティ。自分の価値観や味、センスをお金に変えることができます。

長く継続していくにあたって一番大事なことは、ファッション自体が好きなのかどうか。好きであれば自然と勉強意欲も湧き、モチベーション高く、取り組んで行くことが可能です。また、勉強を続けることで、業界のトレンドにも敏感になり、ビジネスとしての成功に繋がります。

デザインが得意な人にもおすすめです。いくらファッションが好きでも、オリジナリティを出すにあたって、デザインする能力がないとビジネスとしては成り立ちません。自分の思い描いたサイズや形を、うまくデザインできる人に向いていると言えるでしょう。

店舗販売にはないネットショップのメリット

ネットショップでのアパレルブランド立ち上げには、それ特有のメリットもあります。

  • 圧倒的低コスト
  • 時間と場所の制約がない

それでは、店舗販売と比較して、そのネットショップの旨味を解説していきます。

圧倒的低コスト

ネットショップで展開する上で、実店舗を構える必要はありません。アパレルブランド立ち上げでは、ほとんどの費用がこの「実店舗を構える」ことにあてられることになります。テナントの家賃や人件費、電気代などなど、馬鹿にならない金額です。

初心者が個人で始めるとなると、これらのお金を確保し、運用していくのは現実的ではありません。しかし、ネットショップとなると、こういった出費がなくなり、低コストで運用していくことが可能です。

時間と場所の制約がない

ネットショップは、買い手が時間と場所を選ばずに購入できるのもメリットの一つです。店舗を構えてしまうと、どうしても買い手はお店に行く必要があったり、営業時間があったりと「縛り」が発生してしまいます。

一方、ネットショップであれば、それらの時間と場所の制約がありません。つまり、世界中の人に24時間365日販売できるのです。

店舗販売と比較してネットショップのデメリット

ここまで、ネットショップには特有のメリットがあることを紹介しました。しかし、アパレルブランド立ち上げをネットショップで行う上で、忘れてはならないデメリットもあるのです。

  • 利益を出しづらい
  • どうしても小ロットでの生産になる
  • 他のアパレルブランドと比較されやすい

利益を出しづらい

ネットショップでアパレルブランドを立ち上げる場合、始めのほうは利益が出づらいことを覚悟しておきましょう。初心者であれば知名度やリピーターを獲得するまでに、ある程度の時間がかかってしまうからです。

実際にまとまった金額を稼ぐことができるようになるまで半年~一年と考えておきましょう。

どうしても小ロットでの生産となる

また、商品の生産のやり方も利益を大きく左右します。始めのうちは「資金が確保できない」や「売れる見込みがない」ことが理由で、小ロット(少ない数)、もしくは完全受注生産で工場に発注する場合が多くなります。

どんな商品でも、基本的には生産ロットが大きくなるほど、販売時の一点あたりの単価は安くなります。小ロットで発注すると、これの逆になり、利益率は必然的に低くなってしまうのです。初心者の場合は、在庫を抱えない完全受注生産で運用するといいでしょう。

他のアパレルブランドと比較されやすい

他のアパレルブランドと、簡単に比較されてしまう点もデメリットの一つです。ネット上には、既にものすごい数のアパレルネットショップが存在します。それら一つ一つが競合となるのです

実店舗で販売していれば、買い手は別のお店に行くまで手間と時間がかかります。しかし、ネットショップの性質上、別の店に行くまでの手間と時間は、無いに等しいと言えます。よって、買い手に簡単に商品を比較され、他者に客を取られてしまうのです。

ネットショップ開業までの7つの手順

ここからは、具体的にどの様な流れでアパレルブランドを立ち上げ、ネットショップを開業していくのか説明していきます。

  1. アパレルブランドのコンセプトを決める
  2. アパレルブランドの名前を決める
  3. OEMメーカーを探す
  4. OEMメーカーでサンプル作成
  5. ネットショップ作成
  6. 各種SNSアカウント開設
  7. 販売開始

以上の7ステップです。それぞれ解説します。

①アパレルブランドのコンセプトを決める

まずは、アパレルブランドのコンセプトを決める手順。

  • どんな人に売るのか(ターゲット)
  • どんな商品なのか(内容)
  • 魅力は何なのか(価値)
  • 商品を買った人にどうなってほしいのか(目的)

こういった要素を、一つ一つ突き詰めて考えていくことで「どんなアパレルブランドなのか」が明確になっていきます。

後のビジネス戦略も立てやすくなり、無駄なく効率的に取り組んで行くことができます。最初のステップでありながら、アパレルブランドの方向性を決めていく非常に重要な要素です。

②アパレルブランドの名前を決める

コンセプトが決まれば、次に決めるのはアパレルブランドの名前です。後々変えることは難しいため、言うまでもなくとても重要です。

名前はできる限り、アパレルブランドのコンセプトに近いものを選ぶのが大事です。コンセプトを考え込んでいれば、自ずといい名前が思いつくかもしれません。

しかし、気をつけておきたいこととしては

  • 響きは良いか(耳)
  • 見た目は良いか(目)

の2点です。これらに気をつけてアイデアを出していくことで、自然といい名前に仕上がることでしょう。

③OEMメーカーを探す

OEMとは”Original Equipment Manufacturing”の頭文字をとった略語です。そして、OEMメーカーとは、依頼されたオリジナル製品の生産や製造を行う企業のことを指します。アパレルブランドを立ち上げるとなると、必ずお世話になるサービスです。

具体的な探し方は、「OEMメーカー アパレル」とGoogle検索すればOK。OEMとは言え、たくさん種類があるので「アパレル」と限定して探してみるようにしましょう。

こちらのWebサイトではアパレル専門のOEMメーカーの検索ができます。参考にしてみて下さい。

〈アパレルOEM検索〉

④OEMメーカーでサンプル作成

次に、OEMメーカーで商品のサンプル作成を依頼します。ここでは、自分のアイデアを、何かしらの形でOEMメーカーに伝えなければなりません。

デザイン初心者におすすめなのは、既製品を元データとして、一部分だけ変えてもらうように依頼することです。例えば、「この製品のこの部分を5cm長くして作って下さい」といった具合に、相手に伝わりやすく説明します。

Adobe Illustratorなどのデザインソフトが使える人は、積極的に使っていきましょう。よりデザインの自由度が上がり、オリジナリティに繋がります。

依頼したサンプルが届いたら、自分の目で十分に確認しましょう。商品に問題が無いようであればそのまま出品へ。問題があれば、なくなるまでメーカーと打ち合わせ、サンプル作成を繰り返します。

⑤ネットショップ作成

いよいよネットショップの作成です。ネットショップはECサイトとも呼ばれ、ネット上での自分の店舗となる大事な部分です。

自分で固有のネットショップを作るのであれば、自分のブランドコンセプトに合ったECサイト制作を外注することになります。クラウドソーシングサービスを使えば、比較的安価で好みのデザインでのECサイトを作ることができます。クラウドソーシングサイトは「ココナラ」がおすすめです。

ECサイトを自分で作りたい」という人は、ECサイトに特化したWebサイト作成サービスの「BASE」もおすすめ。自分で作ることで、初期費用を大幅に抑えることができるのが魅力です。ネットショップの作成作業自体もとても簡単なので、初心者の人は一度試してみてはいかがでしょうか。

〈ココナラ〉 〈BASE〉

⑥各種SNSアカウント開設

プロモーション用のSNSアカウントの開設です。現在流行っている「Instagram」と「Twitter」でアカウント開設し、運営していくことが無難でしょう。

特にInstagramは言うまでもなく、写真をメインテーマとしたSNSです。アパレルブランドのプロモーションを打つ場としては最適です。もちろん、プロモーションするためには写真が必要となります。大手のアパレルブランドのSNSアカウントや、ECサイトで使われている写真を見て、「商品の見せ方」の勉強も欠かさず行いましょう。商品をうまく買い手に見てもらうための「タグ」の分析も、同様に行いましょう。

⑦販売・プロモーション開始

ここまでできたら、ようやく実際に販売開始です。同時並行でプロモーションも続けていきます。

結果が出るまでは、しばらく辛抱しなければなりません。気長に努力を続け、売れるのを待ちましょう。

ネットショップで稼ぐための7つのコツ

ネットショップでアパレルブランドを立ち上げ、運営していく人は多くいます。しかし、失敗して諦めていく人がたくさんいるのも事実。ここからは、ネットショップで稼ぐためのコツを紹介します。

  1. ターゲットを明確にする
  2. カテゴリーを狭める
  3. ニーズとマッチさせることを意識する
  4. 既存アパレルブランドとの類似させない
  5. 販促活動を疎かにしない
  6. SEO対策をしっかりやる
  7. セールスコピーを作り込む

もし、現在アパレルブランド立ち上げのプランの練っている最中であれば、以上の項目を一つずつチェックしてみて下さい。

①ターゲットを明確にする

あなたの商品は、どの顧客層に向けて販売するものですか?ターゲットがどんな人なのか、具体的にイメージできるといいでしょう。想定で、一人の仮想顧客を作り出してしまうのも手です。年齢や性別はもちろん、どんな趣味嗜好を持つのか、どんな悩みがあるのかなど、具体的なペルソナ(人格)を想定しましょう。

②カテゴリーを狭める

カテゴリーを狭めて、商品開発を行うこともコツです。
アパレルブランドには、カテゴリーが非常に多くあります。大きく展開しているアパレルブランドであれば、広いカテゴリーで勝負できるかもしれません。しかし、個人で小さく始めるなら、カテゴリーはできるだけ狭めた運営が効果的です。

理由としては、買い手がブランドイメージを掴めなくなるからです。「どういうカテゴリーのアパレルブランドなのか」がイメージできないと、リピーターについてもらうことも難しく、そもそも商品を買ってもらえません。

③ニーズとマッチさせることを意識する

買い手のニーズとマッチした商品を、開発できているでしょうか?アパレルブランドを立ち上げる上で、オリジナリティを出すことは醍醐味の一つ。しかし、独りよがりの「ユニークさ」だけが強みの商品では、中々大きな利益を上げることは難しいでしょう。

やはり、世の中のトレンドや文化を分析し、ニーズに合った商品を作っていく必要があります。また、基本的に商品の企画・制作は一つ前のシーズンから行っていくことになります。過去の傾向から、将来のニーズを予想するスキルも、身につけておくと尚いいでしょう。

④既存アパレルブランドとの類似させない

商品開発を進めるにあたって、ニーズを把握したとして、既に存在するアパレルブランドと似通った商品ではいけません。買い手に、無数にあるネットショップの中から、あなたの商品を購入してもらわなければならないからです。

傾向やトレンドを分析した上で、「自分だけに作れるオリジナリティは何か」具体的にアイデアを練っていく必要があります。

⑤販促活動を疎かにしない

あなたの商品がどれだけ質が高く、オリジナリティに溢れていても、買い手に欲しいと思わせなければ利益は上げることができません。そのために必ず必要になってくるのが、販促活動です。

具体的には、SNSを使って商品の情報を発信したり、ブログで記事を書いたりすることが挙げられます。ネットで販促するには、サービスの種類や選択肢が多いため、幅広くこなしていく必要があります。

⑥SEO対策をしっかりやる

SEO対策も忘れてはいけません。SEOとは、検索エンジン最適化の英語表記の頭文字をとった言葉で、検索された際にできる限り上位に表示されるようコンテンツを作ること、を意味します。

事前にしっかり「検索キーワード」を選定し、あなたの狙う顧客層に、より確実に届く販促が必要になってきます。あなたのWebサイトを検索上位に表示させることができれば、商品の売上アップに直結するでしょう。

ネットショップを本格的に行うのであれば、独自のWebサイトで運営していくことが必要になります。その際に、このSEOの知識があるのとないのとでは、プロモーションや知名度獲得に大きな差が出てしまいます。アパレル業界のことだけを知っていても、必ず成功するわけではないことが分かりますね。

⑦セールスコピーを作り込む

そして、最も重要と言っても過言ではないのが「セールスコピーライティング」の技術です。ネットショップとなると、買い手とのコミュニケーションは、全て文字で行うことになります。そして、文字だけの商品説明は、実際の接客と比べてたんぱくになりがちです。いかに、文字だけで違和感なく、買い手に商品を購入してもらうか研究が必要となります。

以下の記事でセールスコピーライティングについて紹介しています。興味のある人は、ぜひチェックしてみて下さい。

セールスコピーライティングの始め方:未経験が学ぶための方法

まとめ

《記事のまとめ》

  • アパレルブランド立ち上げは「個性」をお金にできる
  • ネットショップは「低コスト」「時間・場所に縛られない」
  • 収益が出るまでは我慢も必要
  • SEO対策やセールスコピーなどを駆使したプロモーションが成功のカギ

ネットショップでのアパレルブランド立ち上げと、稼ぐためのコツについて紹介してきました。ネットショップでの運営は、実店舗の運営に比べハードルが低いのは確かです。それでいてメリットも多く、初心者の人には始めやすいのではないでしょうか。

とは言いつつ、稼げるようになるためには、必ずたくさんの時間を使って勉強する必要があります。自分でブランドを成長させる過程の努力は、醍醐味とも言える部分です。そして、そこで得た知識経験は後々きっと役に立ちます。アパレルブランド立ち上げを検討している人は、一度本気で取り組んでみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

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ゼロイチ㍿ 代表┃一般社団法人日本セールスプロモーター協会 代表理事┃YouTube6.4万人┃ゼロ起業副業アカデミー運営┃法人2社経営┃中卒→累計20億┃