フリーランスとは? 平均年収はいくら? あなたの知らないフリーランスの実態を暴露

最近では、新たな働き方として「フリーランス」という言葉をよく聞くようになりました。この働き方は、日本だけでなくアメリカや世界中でも話題になっています。

少しでもフリーランスに興味がある方、今後やってみようと思っている方は最後まで目を通してみてください。新たな働き方で新たな収入源を作り出せるかもしれません。

フリーランスにはどんなイメージをお持ちですか? 「自由に働ける」「時間に縛られることなく優雅に仕事してそう」「あまり稼げないんじゃないの」「あまり良くないイメージが強い」などそれぞれのイメージがあると思います。

ここでは、フリーランスの意味、平均年収、種類、メリット・デメリット、向いている人など網羅してわかりやすくお伝えします。

フリーランスとは

そもそも、日本では働き方が3つあります。

  1. 正規雇用 ・・・ 会社員、正社員、OL
  2. 非正規雇用 ・・・ アルバイト、パート、派遣社員、契約社員

そして、3つ目が「フリーランス」です。

フリーランスの意味を説明させてください。Wikipedia(ウィキペディア)では、次のように出てきます。

フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。

引用元:Wikipedia

フリーランスとは、雇用に関係がなく、個人(一人)で仕事をする自由な働き方のことです。他には、自由業とも言います。このように、フリーランスは職種ではなく働き方を指す意味です。

フリーランスの職種ですが、さまざまです。

  • ライター
  • カメラマン
  • コンサルタント
  • クリエイター
  • デザイナー

これらをはじめ、ざっと30種類以上もあります。特定のスキルを身につけている方は、自分一人でフリーランスとしてお金を稼いでいる人が多いです。

政府が「働き方改革」を企業に勧めるなど、少しずつ働き方が変わりつつあります。バラエティ豊かな働き方が認められてきている今、フリーランスは新たな働き方の一つとして専業主婦や学生、会社を定年されたシニアの方から注目されています。

フリーランスの市場規模

幅広い方から注目を浴びているフリーランスの市場規模はどのくらいなのでしょうか? そして、今後はどのようになっていくのでしょうか? 以下で詳しくお伝えします。

クラウドソーシングサイトのランサーズが「フリーランス実態調査2018年版」を実施しました。

その結果によると、国内のフリーランス人口は「1,119万人」もいます。この数字は、日本の労働人口の17%を占めており約5人に1人の割合でフリーランスと言うことを表しています。

画像引用元:フリーランス実態調査2018年版

2015年の913万人からたった3年間で206万人の方がフリーランスという働き方を始めています。

そして、気になるフリーランスの市場規模(経済規模)は20兆円を超えています。20兆円と言われてもピンと来ないですよね。ブームと言われている副業の市場規模は8兆円であるのに対し、フリーランスはそれをはるかに上回る市場規模です。

画像引用元:フリーランス実態調査2018年版

また、たった1年間で約2兆円も伸びており、年々市場を拡大しています。今後も右肩上がりに市場は伸びていくでしょう。

  • 副業よりもはるかに市場が大きい
  • 年々、大幅に市場を拡大している

これらから、フリーランスがどれだけ注目されているのか? どれほどの需要があるのか? が一目瞭然です。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスは、「個人(一人)で仕事をしている人」「注目されている働き方」と理解して頂けたでしょう。

フリーランスと言えば、聞こえは良いかもしれません。何事もメリットもあればデメリットもありますので、それぞれお伝えします。

メリット

フリーランスには、とても魅力的なメリットが大きく3つあります。

ストレスフリーで仕事に集中できる

会社員の圧倒的に占める不満が、会社の人間関係です。たとえば、同僚や部下に気を遣ったり、上司にグチグチ言われたりと「人間関係でストレスが溜まり、仕事に集中できない」といった経験をしたことがあるのではないでしょうか。

フリーランスは、自分一人なので人間関係でのストレスはなくなります。それ以外にも自分がやりやすい環境で仕事ができるのでストレスフリーで仕事に集中できます。朝は、満員電車にも乗らなくて良いのです。

つまり、ストレスフリーで仕事効率もあがると言うことです。

自分のやった分だけ収入になる

サラリーマンは、頑張ってもなかなか給料アップにつながりません。残業したとしても、残業代が出ない企業もたくさんあります。給料が上がる(昇給)と言っても1年に5,000円上がれば良い方ではないでしょうか。

営業などは、インセンティブ(成果給)がもらえる場合もあります。しかし、100万円の利益を出しても自分がもらえるのは、5〜10万円くらいのところが多いです。頑張って契約をとったとしても、その1割未満と言うことです。

これでは、仕事に対する意欲が軽減される気持ちもよく分かります。

フリーランスは、やった分だけそのまま収入になります。たとえば、20万円の仕事をしたら、20万円の収入になります。100万円の利益を出せば、手元に100万円入って来るのです。

やった分がダイレクトに収入になるのは、魅力的ですよね。

自由が溢れている

フリーランスには「フリー」とついている ように、自由に溢れています。

時間を気にせずに、好きな時間に仕事して好きな時に休憩する、好きなタイミングで仕事を終わらせることもできます。仕事中は、好きな音楽を聴きながら、アロマをたきながらすることも可能です。

場所も気にしなくて良いので、家でもできますし気分転換でカフェや喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事ができます。

あなたも一度はこのような働き方に憧れた経験があると思います。フリーランスは、本当の意味で自由な働き方ができるでしょう。

デメリット

反対にデメリットもあります。フリーランスに興味がある方は、デメリットもしっかりと理解しておいた方が良いです。

収入の保証がない

会社員は、会社に行けば最低限の給料は保証されています。ですが、フリーランスは、やった分だけ収入になる反面、何もできなかったら無収入です。収入の保証がない、収入が安定しないというデメリットがあります。

気持ちの切り替えが難しい

会社員は、会社に行けば嫌でも仕事をせざるを得ません。 場所(環境)が変わりますし、周りの目もあるので気持ちの切り替えがしやすいです。

しかし、フリーランスの場合はそうではありません。職場が自宅だと誰からも言われないので自発的(自ら考え、自ら動く)になる必要になります。ここの部分の気持ちの切り替えが難しいと感じているフリーランスの方も少なくありません。

このようにフリーランスは、自分自身で全て管理しなければいけないのです。

フリーランスは4種類

一言でフリーランスと言っても、4種類の働き方があります。それぞれのタイプと平均年収など簡単にご紹介します。

複業系パラレルワーカー

「副業」ではなく「複業」です。複業系パラレルワーカーとは、文字の通り2つ以上の仕事(職種)を持つフリーランスのことを言います。分かりやすく言うと、複数のアルバイトを掛け持ちする感じです。

最近では、この働き方をするフリーランスの方が急増しています。

平均年収 ・・・ 154万円(月収約13万円)

複業系パラレルワーカーの人数 ・・・ 290万人(フリーランス全体の26%)

副業系すきまワーカー

こちらは、会社員やOLとして企業で働きながら空いた時間に副業としてフリーランスの仕事をこなす働き方です。副業としてクラウドソーシンングなどしている方は、副業系すきまワーカーになります。ちょっと空いた時間にできることもあり、一番人気があります。

お小遣い程度の金額を稼ぎたい方にはおすすめです。

平均年収 ・・・ 74万円(月収約6万円)

副業系すきまワーカーの人数 ・・・ 454万人(フリーランス全体の41%)

自由業系フリーワーカー

自由業系フリーワーカーは、特定の勤務先を持たずに独立したフリーランスのことです。自らやりたいことを仕事にするために独立しているので、プロの意識を持っている方が多くなります。

平均年収・・・ 157万円(月収約13万円)

自由業系フリーワーカー ・・・ 53万人(フリーランス全体の5%)

自由系独立オーナー

完全に独立し、個人で事業をしている個人事業主や個人で会社を経営している人です。経営者やオーナーと言われる人たちが自由系独立オーナーになります。平均年収は、もっとも高いです。

平均年収 ・・・ 356万円(月収約30万円)

自由系独立オーナー ・・・ 332万人(フリーランス全体の29%)

フリーランスの平均年収

では、フリーランス全体の平均年収はいくらなのでしょうか?

フリーランス実態調査2018年版では、フリーランス全体の平均年収は「186万円」となっています。月に換算すると「月収約16万円」です。

この平均年収をみて、少ないと思う方がいるかもしれません。ですが、自分の力で稼ぐことにとても価値があります。

フリーランスでも稼いでいる人とそうでない人がいます。稼いでいるフリーランスの方は、年収1,000万円(月収84万円)以上です。そうでない人の中には、無収入という方もいます。

フリーランスに限らず言えることですが、努力次第で収入は右肩上がりに増えていくでしょう。

と言っても、いきなり月収50万円を稼ぐのは非現実的です。少しずつでも増やしていき、まずは、月収15万円を目標に始めてみるのが良いです。

フリーランスに向いている人

フリーランスに向いている人の特徴を3つお伝えします。

何事にも向き不向きがあります。フリーランスで仕事をしたいと思っている方は、見てください。

常に貪欲で成長意欲が高い人

フリーランスは、会社員と比べると仕事とそうでない時間の区切りがほとんどありません。フリーランスは、スキルと知識の量が稼ぐ金額に比例します。スキルが高いほど稼げますし、知識が多いほど収入も上がります。

仕事でない時も情報集めをしたり、勉強したりしているのです。これは、自分の仕事に誇りがある人、心から好きな人でないと難しいでしょう。

つまり、成長意欲が高い人で常に貪欲で新しい知識をどんどん吸収していける人は向いています。

自分のペースで仕事を進めたい人

フリーランスの魅力的なポイントの一つが「自由度が高い」ことです。ですが、自分次第で収入がよくなることもあれば、悪くなることもあります。

また、仕事を全て一人で完結させないといけません。

会社員の場合は、周りのスピードに合わせて仕事を進めないといけない状況が多いと思います。「もう少し早くしてよ」「もうちょっと遅くてもいいんじゃない」と上司に思っている方もいるでしょう。

フリーランスは、ペースもスピードも全て自由です。基本的に一人での作業が多いので、誰から何も言われることもなく仕事に打ち込めます。

周りと一緒のペースで仕事をするのが苦手な方は向いています。

自己管理能力が高い人

ここが、一番大事な部分です。

自己管理能力は、文字通り「自分を管理する能力」です。セルフマネジメントとも言います。

  • 体調(健康)管理
  • 時間管理
  • 感情の管理
  • モチベーションの管理
  • お金の管理

これら全ての管理が自分一人でできる人は、自己管理能力が高い人です。フリーランスは、スケジュールの管理など上記のことを毎日一人でしています。

体調が悪くなれば仕事ができず収入がありません。時間管理ができなければ、納期に間に合わず信頼関係にヒビが入る可能性があります。感情の管理ができなければ、集中して仕事に打ち込めません。モチベーションの管理ができていないと、継続できません。お金の管理ができていないとルーズになってしまい散財してしまいます。

どれか一つでもかけると、フリーランスで稼ぎ続けるのは難しいです。なので、自己管理能力(セルフマネジメント)が高い人は、向いています。

まとめ

フリーランスについて、お伝えしました。

日本ではすでに1,000万人以上の方がフリーランスとして活動しています。あなたの同僚や友達など隠れてしているかもしれません。

少しでも興味があれば、はじめてみてください。ジャンルも幅広くさまざまな仕事があるので、あなたに合った仕事も見つかるはずです。

少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

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ゼロイチ㍿ 代表┃一般社団法人日本セールスプロモーター協会 代表理事┃YouTube6.4万人┃ゼロ起業副業アカデミー運営┃法人2社経営┃中卒→累計20億┃