あなたはホリエモン、知っていますか? 有名人なので、多くの人が知っていると思います。
以前、ホリエモンこと堀江貴文氏がご自身のブログで『失敗しづらいビジネスの4原則』というのをあげていました。
- 在庫を持たない
- スタート資金をかけない
- 月額課金方式にする
- 利益率が高い
新しくビジネスを始めるには、この4原則のどれか(2つ以上あるともっと良いです)を満たすと失敗しづらく儲かりやすいと言われています。
この記事では4番目にあげた、『利益率が高いビジネス』の特徴や、具体的な職業について解説してゆきます。
利益率の高いビジネスとは
起業家や会社の紹介文に「プロジェクトの売上2億円」「平成30年度の年商は5億円」のように書いてあるのを見たことがあると思います。
確かに、2億円のプロジェクト売上や5億円の年商はスゴイのですが、ビジネスをやるなら利益率にも注目して欲しいです。
- 利益率(%) = 純利 ÷ 売上 × 100 ※純利は(売上 - 原価 - 経費)
この式が利益率の計算になります。たとえ2億円の売上があったとしても、広告費用や紹介料などの経費が2億1千万円かかっているならそのプロジェクトは赤字です。
もう少しわかりやすい例をあげると、飲食店の原価率(材料費の割合)は約30%と言われています。
つまり、1,000円のランチが売れたら、70%の700円がお店に入る(これは粗利(あらり)と言います)わけです。しかし、ライバル店との競争が激しいので『クーポン割引5%』などのキャンペーンをやっているお店もよく見かけます。
ランチを1日に100食(10万円)売り上げても『クーポン割引5%』をしていれば、お店に残るお金は65%の6万5千円です。
そこから光熱費や家賃、従業員の給料などの経費を支払うと、最終的な利益(= 純利(じゅんり))になります。しかし、店主の手もとに残る純利はわずかであることがわかります。
つまり、利益率がとても悪いのです。
このように、飲食業や小売業、物販業は原価率が高く経費も多くかかるため、利益率が非常に悪い業界と言えます。新しくビジネスを始めるのには、ちょっと厳しい業界と言えるでしょう。
逆に、原価が低くて経費がかからなければ利益率が高くなり、ビジネスで儲けやすくなります。次の項では利益率の高いビジネスの特徴についてお知らせします。
利益率の高いビジネスの特徴
上で「利益率の高いビジネスが良い」とお伝えしましたが、どのくらいの利益率であれば『高い』と言えるのでしょうか?
2016年の海外の例ですが『不況に強く利益率の高いビジネス』として、下のような小規模ビジネスがあげられています。
- 税務会計、経理サービス: 利益率18.4%
- 会社経営(持ち株会社): 利益率15.5%
- 不動産会社、ブローカー: 利益率15.19%
- レンタカー、リース業: 利益率14.55%
- 法律事務所: 利益率14.48%
・・・・・・
この後、15.事務系サービス: 11.3% まで続きますが、だいたい11%以上の利益率であれば『利益率の高いビジネス』として認められるようです。
ランキングされている多くのビジネスが『経費の少ないサービス業』となっているため、利益率が高いのも納得できるのではないでしょうか?
利益率の高いビジネスのメリット
利益率の高いビジネスを選ぶ場合、ほとんどの特徴がメリットだと言えます。たとえば、このようなメリットがあります。
- 大量販売で利益を上げる『薄利多売(はくりたばい)』にならない
- 質の良いものを少し売れば良いので、『ゆとり』が生まれる
- 『ゆとり』があるので、顧客への対応がしっかりできる(信頼される)
- 信頼された顧客から紹介や連携をされやすい(新しいビジネス展開)
グルグル回る好循環
図にすると、このようなグルグル回る循環構造(じゅんかんこうぞう)になっています。利益率の高いビジネス展開をしてゆけば、さらなる発展が期待されるでしょう。
その他にも、このようなメリットがあげられます。
- 仕組みが回り出せば、ムリな値下げはいらない
- 新しいビジネスについて学ぶ時間が取れる
- 家族と過ごす時間が増えて、家族の仲が良くなる
- 余裕があるので、顧客にとって良いものを提供できる
利益率の高いビジネスを選ぶことで、その後のライフスタイルも良くなると思いませんか?
利益率の高いビジネスのデメリット
上でたくさんメリットをあげた利益率の高いビジネスですが、デメリットももちろんあります。
- 難関資格の取得や実際の経験が必要になる場合がある(弁護士、会計士など)
- 利益率が高くなるまでに、ある程度の経験を積まなければならない
- 単純作業になりにくい(頭を使うことが多い)
このようなデメリットをわかって始めるのであれば、失敗しづらくなるでしょう。
さらにもう1つあげるとすれば、儲かりすぎて税金が高くなることもあります。たくさん儲けた場合は、税理士さんを雇って節税を検討してみてください。
個人でも始められる利益率の高いビジネス(職業)2つ
上で、海外の例として『不況に強く利益率の高いビジネス』をあげました。しかし、これはあくまでも小規模の会社を対象とした調査になっています。実は、個人でビジネスを始めた場合、もっと利益率を高められるビジネス(職業)があるのです。
ここでは利益率が非常に高いビジネスについて、具体的な固有名詞をあげて解説します。
コンサルタント業
あなたの経験や実績、資格のお墨付きなどを使って、助言や指導を行うのがコンサルタント業です。
- 士業(弁護士や会計士など)
- コーチ
- セラピスト
- カウンセラー
これらの仕事は『助言や指導』になりますので、すべてコンサルタント業だと言えます。利益率が高い理由として、『物販ではない(在庫を抱えない)』『開業時の初期費用が不要』であることがあげられます。
ただし、ビジネスとしてうまく進めるには、お客さんが利用したくなるセールスポイントが必要になります。
ライバルが持っていなくて、お客さんが欲しくてたまらないもの(USPと言います)をあなたが提供してください。それができれば、ライバルよりも選ばれやすくなり、集客に困ることはないでしょう。
販売支援業(売る技術)
自分の商品だけでなく、他の方の商品・サービスを『代わりに売ってあげる職業』も利益率が高いビジネスになります。不景気になればなるほどモノが売れなくなるので、そのような技術があれば不景気でも安心です。
セールスマン(営業)、販売代理店、セールスコピーライターなどがこの職業にあてはまります。
良い商品・サービスを持っていても、それをお客さんに伝えきれず「売れない」「集客できない」と困っている社長さんは星の数ほどいます。売る技術も持っている社長さんは、なかなかいないからです。
そんな社長さんの代わりに集客して売ってあげることで、売上の一部を利益として頂くことができるようになります。
売る技術(セールススキル)を身につけるのは簡単ではありませんが、流行やブームに流されない本質的なスキルなので一生使えるスキルになることは間違いありません。利益率が高い理由として、コンサルタント業と同様に『物販ではない』『初期費用が不要』であることがあげられます。
これから起業を考えている人はもちろん、「何か新しいビジネスに挑戦したい」と思うあなたには、『コンサルタント業』か『販売支援業』のどちらかをおすすめします。
まとめ
この記事では、個人やビジネス初心者が最短で稼ぐ安全策として、利益率の高いビジネスを紹介しました。
むしろ絶対に成功したいと思うなら「『利益率が高い』『在庫がいらない』『スタート資金をかけない』をあわせ持ったビジネスをやるしか道はない」と言っても良いでしょう。
『売る技術』で紹介したセールスコピーライターは販売方法の助言などもできるため、コンサルタント業もかねていると言えます。『コンサルタント』と『代わりに売る』を両方できるため、必然的にお客さんからの信頼があつくなります。
ちなみに、このサイトを運営しているセールスコピーライター(大山祐矢さん)の年間利益率は、97%以上です。9.7%ではなく、97%です。
この高利益率を得るには簡単ではありませんが、オリンピックや甲子園に出場するよりは難しくありません。コツコツ続けることで十分に近づける内容になっています。
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