今回は在宅ワークにオススメの資格を紹介します。オススメの資格と言っても在宅ワークをやるために資格は必要ありません。
「えっ?大山さん、それなら動画見る意味がないじゃないですか、、、」そう思ったかもしれません。確かに資格がいらないため、誰でもすぐに在宅ワークを始められます。クラウドワークスやランサーズで案件を応募し、採用されればすぐに在宅ワークできちゃいます。
ですが、採用する側のクライアントさんは、「案件を応募してくれた人がどのくらいできるのだろうか?」、「この人に任せても大丈夫だろうか?」、「人選を失敗したくない」と思っているクライアントさんは多くいます。
そこで、案件の応募時に「資格をもっています!」と言えれば、クライアントさんも専門性が高いと評価することができ案件の受注率はあがります。なので、案件の受注率をアップさせるためにも資格はできるだけ取得していたほうがいいです。
そうは言っても「資格の勉強なんかするヒマないよ」、「どの資格がいいかわからない」、「あんまり、役に立ちそうにない、、」そのように考えてしまいますよね。確かに、資格の取得となると資格の勉強も必要になってきます。勉強するヒマがあれば1件でも多く案件を応募し、仕事をこなして1円でも多く稼ぎたい、、そう考えてしまいますよね。
でも、ちょっと考えてみて下さい、、
案件を応募しても自分のスキルをうまく表現できない→なかなか案件を受注できない→受かるものは低単価なものばかり、、、このようなループにはまっちゃていませんか?そのようなループにはまってしまうと、、死ぬまで低単価でこき使われてしまいます。この負のループを抜け出すためにも資格で自分のスキルを明確にすることが大切です。
これから紹介する資格は勉強する時間は取りません。クラウドワークスやランサーズで案件を受注しながら実務経験を積みながらでも大丈夫。わざわざ資格取得するため勉強時間を取らなくても資格取得できるのです。
なかなか高単価な案件を受注できないと悩んでいる方も資格を取ることで、案件の受注率も格段にアップするようになるでしょう。
それでは、さっそくスタートします。
資格1:テープ起こし技術者資格
テープ起こしとは、音声をパソコンで入力していく作業になります。クラウドソーシングでも多数あります。テープ起こし自体、簡単な作業なので、初心者にオススメな在宅ワークです。しかし、テープ起こしというのは、単純な作業ではありません。
たとえば、「正確(せいかく)」を「性格(せいかく)」や「意志(いし)」を「医師(いし)」といった、同音異義語による間違えがあります。通常であれば、話している内容やイントネーション、文脈をつかんでいれば、それは違うと判断できます。
しかし、パソコンでの入力となると文字変換ミスも起こってしまいます。ほかにも「会議室」を「管理室」「介護ヘルパー」を「ガイドヘルパー」など、若干違った発音も聞き間違えてしまうこともあります。
手書きであれば、間違わないものでもパソコン入力で文字変換をするとたくさんの変換候補から選ぶため間違ってしまった、、、そんな経験もあるでしょう。
発言している言葉を間違いなく正確に聞き取る。これは簡単なようで、実はけっこう難しいのです。
正しいイントネーションやはっきりとした口調であれば、誰がテープ起こしをしても、正しいものができます。ですが、実際にはさまざな録音状態、話し方、内容があります。もちろん、話している言葉は標準語だけではなく東北弁、関西弁などの地方の方言もあります。
早口で話す人、声がちっちゃく聞き取りずらい人もいます。会議などの複数の人がいる場合、誰の発言かも特定しなくてはいけません。録音状態もいいものがあれば、悪いものもあります。一般的に録音しているものはノイズもありクリアな音量で録音していることはそうそうありません。
このように録音環境が悪い状態のもの、聞き取りずらいものがある中からいかに話している声を正確に聞き取れるか。これがしっかりとできていないと原稿のクオリティも下がってしまいます。このように多くのことに気を配りながらテープ起こしをしないといけないのです。
ですが、テープ起こしはやればやるだけスキルアップしていきます。タイピング速度が上がったり、語彙力が上がったりとスキルアップしていきます。
「テープ起こし技術者資格」の試験内容
- 基本問題
- 知識問題
- 実技問題
の3つがあります。
基本問題はテープ起こしという仕事や知っておくべき技術や環境に関する基本知識の問題となります。
知識問題はテープ起こし作業に必要な表記などの知識や技術の問題となります。実技問題は音声データを問題にしたがって書き起こしをします。
基礎問題や知識問題はテキストも販売されており、2,3000円程で手に入ります。
申し込み方法
他にもテープ起こし技術者資格は申し込みから試験までインターネットだけで完結します。
インターネットから「テープ起こし検定」と検索し一般社団法人 音声テキスト化協会から申し込みできます。
そこで、氏名、性別、生年月日、住所メールアドレス、パスワード職業などを記入し、申し込むと完了できます。申し込み完了後、メールが送られてきます。
そして、受験料を支払えば、試験を受けることができるようになりパソコンを使って回答していきます。
このようにテープ起こし技術者資格はパソコンとインターネットの環境さえあれば完了するのでわざわざ、試験会場に行かなくても資格が取れてしまうのです。
受験料も税別6,000円で、2回受けることができます。
1回目を失敗したとしても2回目は無料で受けることができるということになります。
そして、資格に合格すると「テープ起こし技術者 資格認定証書」が発行されます。それに、この資格を取得できれば、ボイテックスメンバーズに加入することができ協会の特別協賛会員が運営する「テープ起こし 仕事情報サイト」の利用も可能となります。
そうなれば、仕事の範囲も広がり仕事をする機会が飛躍的に上がります。
しかし、そのボイテックスメンバーズに加入する条件として6回以内に資格の合格が条件なので、注意が必要です。
資格2:MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)資格
MOSとは、マイクロソフトが公式に発表しているWord(ワード)やExcel(エクセル)などのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明することができる資格です。
自己紹介の時に「パソコン操作が得意」とクライアントにアピールしてもどの程度のものかクライアント側には正確にわかりません。
- 文字を早く入力することができるのか
- 文字サイズのフォントやサイズの変更ができるのか
- 表やグラフを作成することができるのか
といったことでも、、自分の中での「できる」とクライアントでの「できる」の基準がズレているのであれば、「パソコン操作が得意」と言うだけでは、納得させることができないのです。
しかし、このMOS資格はマイクロソフトが発表している内容を互いに共有でき、明確になります。そのため、このMOS資格があれば、クライアントさんはパソコン操作があることがわかるため、依頼される可能性が劇的に上がります。
この資格が活かせるものは
- データ入力
- 資料作成
- リスト作成
- パワーポイント作成
など、これらの案件もクラウドワークスで多数あります。
MOS資格の試験科目はそれぞれWord、Excel、PowerPointなど分かれており、レベルもスペシャルスキルという一般とエキスパートレベルの上級というのに分かれています。
たとえば、Wordのスペシャルスキル(一般)では文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集作成したものの印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解しておく必要があります。
エキスパート(上級)では、スタイル機能や目次の作成、他のアプリケーションからのデータ取り込みなど、高度な機能を理解しておく必要があります。
なので、Wordのスペシャルスキルを取得しているということをクライアントにアピールすれば「文字サイズの変更」、「表の作成・変更ができる」ということが共通で認識することができるのです。
国際資格であるため世界でも通用できる
マイクロソフトが公式に発表していることから世界的に行われている資格試験であるためこの資格は世界で通用する資格となっています。
試験の実施は年2回で検定料も1科目ごとで9,800円(税別)となっています。(エキスパートは11,800円となります)
なので、Word(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)の3科目を取得する場合は、29,400円となってしまいます。
在宅ワークを行いスキルアップをすれば、資格取得もできるとは思います。
しかし、多くの科目を取得する際には高額になるため、万が一のことを考えると勉強をしてから挑んだ方がいいかもしれません。MOS資格は先ほどもお伝えした通り国際資格であるため、転職する際にもアピールポイントとして活用できることもできます。
資格3:TOEIC(トーイック)
TOEICとは、自身の英語の翻訳や英会話力を点数で表したものになります。
「新しく言語を覚えるのはちょっと、、、」と思うかもしれません。
しかし、英語であれば、私の年代では中学生の頃から授業があります。それに、日常に生活していても英語に触れる機会はちょっとはあると思います。
メモをするときに使う「ペン(pen)」と「ノート(note)」も英語なのです。
知らず知らずのうちに使っている英語もあるので「自分には無理だ、、」と思っていても以外と点数を取れるかもしれません。
翻訳の案件を取得する際にもTOEICの点数があれば、どの程度の英語力があるのか明確になります。
「でも、仕事をするのに何点必要なの?」そう思うでしょう。
しかし、明確に何点が必要というものがありません。目安としては、600点以上が目安と言われています。
その理由は
- TOEICの平均スコアが590点
- ETSの公式サイトに記載されている「TOEICスコアとできることの目安」で、600点は「読む」「聞く」というコミュニケーションができる最低ラインであると明記しているため
※ETS(Educational Testing Service)とは教育テスト・評価を実施する組織としては世界最大の非営利民間財団のこと。(ウィキペディア参照)
TOEICのスコア目安
スコア400~495
- 看板を見てどんな店か。どういったサービスを提供できるお店か。理解することが可能
スコア500~595
- 電車やバス、飛行機の時刻表を見て理解できる。
- “How are you?” “Wow do you feel?”といった簡単な質問を理解できる。
スコア600~695
- 簡単な仕事上のメモを読んで理解できる
- ゆっくり話してもらえれば、目的地までの道のりを理解できる
TOEICスコア700~795
- 会議の案内文書・通達を理解できる
- 仕事に関連した日常業務のやり方についての説明を理解できる
スコア800~895
- 英語で書かれたインターネットのページから必要な情報・資料を探し収集できる。
- 職場で発生した問題点について議論している同僚の話を理解できる
スコア900~990
- 専門分野の高度な専門書を読んで理解できる
- 英語を話す人たちが行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解できる
いきなり、600点以上を取ることは難しいと思います。
翻訳の案件を取得しながら英語力も上げていくことで、高得点を取れるようになるでしょう。
TOEICで高得点を取得できれば、案件の受注率もアップするので、さらなるスキルアップにつながります。
しかし、先ほども言った通り、明確に何点というものがないので、600点以上でないといけないわけではありません。600点以下だったとしても十分にアピールすることができます。
まとめ
在宅ワークをするのに資格は必要ありません。
しかし、資格を持っていることで、仕事を受注しやすくなります。
クライアントさんの立場を考えたときに応募してきてくれたあなたがどのようなスキルを持っているかということが自己紹介から簡単にはわかりません。
そんな時に資格を持っているとアピールすることができればスキルレベルをわかりやすく証明することができます。資格を持っている人なら、クライアントも安心して仕事を任せられます。
でも、1つだけ注意があります。
自分がやろうとしていることと資格がマッチしていなければ、持っていても役に立ちません。資格はただ持っているだけでは意味がありません。
自分に合わせたものを取得していくことが大切です。
今回、紹介した3つは在宅ワークを行いながらスキルアップできる資格ばかりです。資格があることで高単価な仕事も受注できるようになるでしょう。
ぜひ資格取得に挑戦してみてくださいね。これからのあなたの活躍を心より応援しています。
今回、この記事を動画にしました。ぜひチェックしてみてください。
SNSアカウント