「シール貼りって楽して稼げそう!」多くの人は、そう思っているのではないでしょうか?自宅で楽に稼げそうなシール貼りですが、世間のイメージとは違った思わぬ落とし穴も存在します。
その落とし穴を知らず、「ラクそうだから」といった軽い気持ちで始めてしまうのはとても危険です。今回は、シール貼りについて深堀りして超具体的に解説していきます。
前半では、在宅ワークにおけるシール貼りの概要や注意点について説明します。後半では、シール貼りという仕事のメリット・デメリットから、仕事の見つけ方をお伝えします。
そして、最後に、シール貼り同様のメリットを持った、さらに稼げる在宅ワークについても少し紹介します。在宅ワークとして、シール貼りに興味がある方は、最後までご覧ください。
【シール貼りってどんな仕事?】
まずは、シール貼りがどんな仕事なのかを簡単にご説明します。身の回りを見渡してみてください。あらゆるものにシールが貼ってあることに気づくはずです。
たとえば、
- 商品の値札やバーコード
- 雑貨や衣服類のタグ
- 食品・化粧品のラベルや成分表
- 書籍・パンフレットなどの訂正シール
- 封筒・ダイレクトメールの宛名シール
- 食品類の表示ラベル・ロゴ
など。
そういった、あらゆる商品や郵送物などにシールを貼っていく仕事が、シール貼りです。
場合によっては、
- 商品の袋詰め
- 商品に付属する紙の折り畳み
といった作業を追加で行うこともあります。
給料は日払いであることも多く、すぐにお金が必要な方にとってもありがたい仕事ですね。
「シールを貼る」という動作を数時間ひたすら繰り返すという仕事内容。
- 単純作業が得意な方
- 集中力に自信のある方
にはかなり向いている仕事と言えるでしょう。
【注意点】
次に、シール貼りにおける注意点を2つ解説していきます。
【注意点1.自動車が必要な場合もある】
注意点の1つ目は、自動車を使う必要がある。
シール貼りの仕事は車を運転する場面があるため、免許を持っていない方は注意が必要です。「えっ、在宅ワークなのに自動車なんているの?」そう思われた方もいると思います。
どこで自動車が必要になるのかというと、シール貼りの仕事を始める際は、商品とシールを受け取る必要がありますよね。
受け取りは郵送の場合もあるのですが、自分で取りに行かないといけないケースがほとんどなんです。段ボールに詰められた大量の商品を持って帰るためには、必然的に自動車が必要となるってわけです。
もちろん、シールを貼り終えて商品を納品しにいく際も、自力で持っていく必要があります。ちなみに、、この際に発生するガソリン代は、すべて実費です。
交通費などは支給されないのでこちらも注意してください。あまりに自宅から遠い場所だと、考えものですね。
【注意点2.シールや商品が傷つかないよう気を付ける】
2つ目の注意点は、シールや商品を傷つけないよう常に気をつける必要がある。
自宅で好きな格好をして、自由にできるのが在宅ワーク。しかしシール貼りの場合、商品実物を扱っているという自覚を常に持っておかないといけません。
自宅だからと気を抜きすぎて商品を破損させないよう十分に注意する必要があるんです。作業を行う際は、身だしなみに気をつけましょう。
たとえば、
- ネイル
- 長い髪
- アクセサリー
といったものには注意が必要です。
ネイルやアクセサリーでシールを傷つける。シールと商品の間に、髪の毛が入り込む。そういったミスが起こると「不良品」になってしまい、減給にもつながります。
綺麗に素早く貼るためには、
- 指サック
- ピンセット
といったアイテムがあると便利でしょう。
また、十分な作業スペースや商品の置き場を自宅に確保する必要もあります。
「十分なスペースって言っても、机が一つあればできるでしょ?」そう思う方もいるかもしれません。
しかし、シール貼りの仕事では、商品が大量に入った段ボールを何箱ももらうことになります。そのため、たくさんの段ボールを安全に置いておける場所が必要となりますよね。
また作業の際は、すべての段ボールが近くに置いてあるとより効率的に進められるようになります。多くの段ボールを置くことができ、ちょうどいい高さの机がある部屋を確保しておくと良いでしょう。
そのほか、普段商品を保管する際にも注意が必要です。子どもやペットが触り、商品を傷つけてしまったら大変ですよね。商品がダメになってしまわないよう、家の中で丁重に保管する必要があります。
【メリット】
次に、シール貼りのメリットを2つご紹介します。
【メリット1:人間関係を気にする必要がない】
一つ目のメリットは、わずらわしい人間関係を気にする必要がない点。
在宅におけるシール貼りの仕事は、家で一人で行うものです。そのため、誰かと深いコミュニケーションを交わすようなことはありません。
人と話すのが苦手な方、人間関係に揉まれたくない方にはうってつけの仕事と言えるでしょう。
【メリット2:誰でも簡単にできる】
二つ目のメリットは、どんな人でも簡単に取り組める点。
ひたすらシールを貼り続ける仕事なので、
- 力
- 知識
- 資格
といったものは一切必要ありません。誰でも明日からできるような仕事です。そのほか、ほとんど外出が必要ないのもメリットと言えるでしょう。
家から出るのが難しい方、家を留守にできない方でも安心して取り組むことが可能です。
そのため
- 主婦の方
- 妊娠中の方
- ご年配の方
にも人気の高い仕事です。
【デメリット】
次に、シール貼りのデメリットをご紹介します。
【デメリット1:意外と疲れる】
デメリットの1つ目は、意外と疲れるという点。
「家でシールを貼ってるだけだし、楽そう」そのように思う方もいるでしょう。
でもこの仕事、意外と大変なんです。シールはただ貼ればいいだけではありません。
- シールの位置がずれる
- シールが曲がる
- ゴミが挟まる
- シールや商品が傷つく
このようなことが起きると、その商品は不良品となってしまいます。不良品が生まれると、そのたびに報酬が減額となっていきます。
あまりにも不良品が多い場合は、次回から仕事を回してもらえなくなる可能性もあるでしょう。
そのため、傷つけないよう正確にシールを貼る必要があります。精密さが必要となるこの仕事。スキルや経験が必要ない点から支持を受けていますが、だからといって楽々稼げる仕事とは言えません。
初めの頃は特に神経を研ぎ澄まして行うことになるため、精神的にはかなり疲れるんです。
【デメリット2:飽きやすい】
2つ目のデメリットは、飽きやすいという点。
シール貼りは単純作業のため、深く考えたり頭を使ったりする必要はありません。こちらは楽とも取れますが、裏を返せばとても退屈な作業とも言えます。
集中力を保ちつつ、何時間もこの作業を繰り返すのはなかなかに厳しいものですよね。
【デメリット3:意外と手間がかかる】
3つ目のデメリットは、意外と手間がかかる点。
「家でシールを貼るだけの仕事」そういう認識を持っていた方は、今までの説明を聞いて「あれ、意外と面倒くさいな」そう思われたのではないでしょうか。
仕事をこれから始める方は、まず登録会に出向かなければなりません。登録できたら、そこで初めて仕事を探せるようになります。
仕事に応募できたら、遠くまで商品を取りに行く必要がありますね。仕事を終えた後には、再び商品を会社まで渡しに行くことになります。仕事の大部分を自宅でできるとはいえ、意外と前後の作業が大変なんです。
【デメリット4:スキルが身につかない】
4つ目のデメリットは、将来につながる知識や経験が得られない点。
シール貼りは、誰にでもできる仕事です。つまり、スキルは必要ありません。スキルがなくてもできる仕事は、スキルが一生身につかない仕事とも言えますよね。
そして、シール貼りの給料は決して高くありません。シールを貼るスピードを上げれば時給も上がりますが、そこには限界があります。
「それ一本でやっていけるような 在宅ワークがやりたい。」そう思う方には、あまり嬉しくない仕事と言えるでしょう。
【仕事の見つけ方】
シール貼りの求人は、
- 新聞の折り込みチラシ
- 求人雑誌
- アルバイトの求人サイト
こういったもので探すことができます。
シール貼りの仕事は在宅ではなく工場勤務の場合もあります。そこは間違わないようにご注意ください。応募の際は、在宅かどうかを慎重に確認するようにしましょう。
インターネットの場合、細かい条件を指定して検索できるため探しやすいはずです。検索ボックスに「シール貼り 在宅」または「シール貼り 内職」と打ち込むことで、スムーズな検索が可能ですよ。
主なバイト求人サイトとしては、
- バイトル
- インディード
- マイナビバイト
- マッハバイト
などが挙げられます。
シール貼りの在宅ワークは、短期や派遣といった形を取るものが多め。そのため、就職やバイトのような面接はない場合がほとんどです。
シール貼りの仕事を受けるためには、派遣会社で行われる登録会に参加する必要があります。
【登録会の流れ】
登録会の流れはこのような感じです。
- 仕事についての説明を聞く
- エントリーシートを記入する
- 担当スタッフと簡単な面談を行う
- 解散
会社によってもさまざまですが、おおむねはこのような形です。まずは、仕事についての説明を30分から1時間程度聞きます。
その後、各々でエントリーシートを記入します。
エントリーシートに書く内容は、主に
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
などの個人情報です。
簡単な志望動機を書く場合もありますが、就職の面接ほど、かしこまる必要はありません。エントリーシートは、会場で書くため、履歴書はいらない場合が多いです。
記入したあとは、派遣会社のスタッフと面談を行います。
面談では、
- 記入間違いはないか
- 食品アレルギーはないか
- 体調に問題はないか
といったことを聞かれます。
面接のような堅苦しいものではなく、仕事を行う前の最終確認といった形ですね。面談が終了し解散となったら、これで登録は完了。
登録会の所要時間は、およそ1時間から2時間程度です。
登録会はわりとリラックスした雰囲気で行われるようです。ただし、過度に不適切な身なりで行くのは『NG』。露出度の高い服装などは避け、ほどよく適した格好で向かいましょう。
登録会の終了時点では、まだシール貼りの仕事は始まっていません。派遣会社から届く求人で気になったものを選び、そこで初めて仕事をもらえる仕組みです。
求人は、派遣会社から電話やメールで定期的に届くようになっています。
【シール貼りの仕事は稼げるのか】
では、ここから少し厳しい言い方になりますが、、、僕の意見を正直に伝えます。
はっきりいって、シール貼りの仕事は、単価が非常に安く稼げません。在宅で行うシール貼りのバイトは、大抵の場合歩合制となります。単価は0.1円から1円程度。
商品に一つシールを貼るたびに、単価分の収入が発生します。2021年時点の全国における平均最低賃金は902円。
これに追いつくためには、1時間に902枚から9020枚ものシールを貼らなければなりません。1分で15枚から150枚のシールを貼る。1分に150枚なんて、現実的に考えて無理ですよね。
ある程度慣れている方でも、1時間で200枚から300枚程度が平均です。
つまりシール貼りの在宅ワークは、時給300円やそれ以下になることだってザラにある仕事なんです。
【もっと稼げる在宅ワークがしたい方へ】
ここまでで、「シール貼りって意外と大変そう…」こう思った方も多いのではないでしょうか。
もし、あなたが、「高単価な在宅ワークに取り組みたい。」「もっと将来につながるような在宅ワークってない?」
そう思っているのなら、セールスコピーライターの仕事をおすすめします。セールスコピーとは、売上・集客に繋がる文章のこと。
つまり、商品・サービス購入や資料請求を促進する文章を書くのが、セールスコピーライターの仕事です。シール貼りと同じように、こちらの仕事は家から出なくてもできます。
もちろん対人関係を気にする必要もありません。パソコンで文字を打つ仕事ですので、力や手先の器用さは一切必要なし。年齢や性別関係なく、誰でも挑戦できる仕事です。シール貼りとの違いは、たしかなスキルが身に付くという点です。
「自分の文章で物が売れた!」そういった達成感ややりがいを感じながら、成長していけるのがこちらの仕事。「でも大山さん、セールスコピーなんて一度も書いたことがありません。」そんな私でもできるのでしょうか?
そう、不安に思う方は、8ステップ無料動画セミナーをみてみてください。セールスコピーライターについて詳しく解説しています。
【まとめ】
今回は、在宅ワークにおけるシール貼りについてご紹介しました。シール貼りの仕事は誰でもできるため、その手軽さから大きな支持を得ています。しかし、誰でもできるからといって楽に稼げる仕事とは言えません。
- シールがズレてしまう
- 商品を破損してしまう
こういったことが起こらないよう、常に細心の注意を払う必要があります。集中力を保ちながら何時間も行うため、精神的にはかなり疲れるこの仕事。
単純作業が苦手な方にとっては、決して楽な仕事ではありません。普通のアルバイトに比べると、報酬もかなり安めです。
そういった点も覚悟しておく必要があるでしょう。始めてから後悔しないよう、自分に合った仕事かどうかを慎重に考えてみてください。その上で「やってみたい!」と感じたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
あなたの副業での成功を楽しみしています。
今回この記事を動画にしました。ぜひ、チェックしてみてください。
SNSアカウント